2020.02.19 [ 南信州の林業 ]
「治山」ってなんだろう?第3回
こんにちは。林務課takeです。
今回は治山事業で行う仕事の内容を紹介します。
様々な治山事業をざっくり分けると、保安林内の渓流で行われる「渓間工」と、保安林で行われる「山腹工」、「森林整備」、「地すべり防止工」の4つがあります。
そのうち今回は渓流で行う「渓間工」の治山ダム工と護岸工について紹介します。
まずは治山ダム工についてです。
大雨の際に川が氾濫し、土石流が人家や道路に流れ込んでしまっています。
そこで、治山ダムを設置!
治山ダムには、「沢にたまっている土砂や山から崩れてくる土砂を抑えて、一気に下流に流れないようにする」役割があります。大雨が降った時の心配が減りますね!
次は護岸工です。
護岸工を作る前は、川岸が水の流れで削られ、隣接する道路は路肩が崩壊していました。
そこで、護岸工を設置!
護岸工には、「水の流れによって川岸が削られるのを防ぐとともに、川岸の上の斜面が崩れるのも防ぐ」役割があります。護岸が安定し、路肩の崩壊がなくなったことで、心配なく道路を通ることができるようになったほか、上流の治山ダムが削られることもなくなりました。
次回は山腹工の工事について紹介します。お楽しみに!
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