2017.07.28 [ 南信州の林業 ]
日本最大規模のラーメン橋!木橋の現地調査研修に行ってきました
はじめまして!林務課の新人②のMです。よろしくお願いします。
先日、木橋の木材健全度を評価するための現地調査研修が木曽町で行われました。
この調査は、木曽町が有識者である金沢工業大学 環境土木学科 本田秀行教授に調査をお願いしたことから、研修の機会を得たものです。
南信州地域振興局職員も、南信州を飛び出して見学に行って参りました。
木橋について大変勉強になったため、当日の様子をぜひご紹介させていただきたいと思います。
今回の調査対象は、木曽町にある木曽ダム近くの「みどり橋」です。
旧林道台ヶ峰線に作られた木橋で、20年前に架橋されました。
集成木材橋梁では、日本で最大規模を誇るπラーメン橋です。
(”ラーメン”というのは橋梁形式のひとつで、ドイツ語で「骨組み」を意味する”Rahmen”からきています。)
道路に架かる橋というと、鋼鉄やコンクリートのものを想像する方が多いかと思いますが、実は木製もちらほらあるのですね。
みどり橋は舗装された車道と、手すり付きの歩道が分かれたつくりになっています。
路上からではわかりにくいですが、この舗装の下も木材です!
調査は本田教授らによって行われ、
私たちは教授にお話を伺いながら調査の様子を見学させていただきました。
本田教授にはみどり橋完成直後にも調査をしていただいており、
架橋後20年となる今年の調査から得られるデータは現在の状態だけではなく、
完成直後からどのようにみどり橋の性能が変化しているのかを
把握するための大変重要な情報となります。
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