「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

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ドローン利活用の道4(自動飛行による定点撮影!)

こんにちは!農地整備課のKS43です(^^)/
ドローンの利活用にスポットをあてたブログの4回目です。
今回は、徐々に進みつつある台風19号災の復旧工事と、これに絡めてドローンによる「定点撮影」について、新しい試みを実施しました。

下の写真は、災害から1週間が経過した後の佐久市・石神地区の農地の被災状況です。

ここは、滑津川からあふれた流水による土砂堆積被害を受けました。
手前から奥に向けて水が走り、まるで砂浜の様です。
更に左手前には、川砂利が堆積しているのも見えます。

あれから1年が経ちました。

この一帯は、残念ながら今年の4月の作付けに間に合わず、まだ復旧は完了していません。
現在、堆積土砂をはぎ取り、別の土地からの土を耕作土と入れ替え、耕地へと復旧する工事が佐久市により発注され、進行中です。
水田への用水路や、取水口も被災したため、直接土砂が入らなかった農地も、耕作出来ず、荒れてしまっています。
来年は耕作出来る様、鋭意復旧工事中です。

 

さて、新しい試みとは、この2枚目の写真についてです。
元々保存されていた1枚目の写真と同じアングルで撮影を継続し、作業の進捗を記録しようというものです。

GPS制御で飛行するドローンは、前回の撮影ルートをなぞる事も可能と聞きましたが、前の写真は異なる機体で撮影されたもので、その手は使えません。
たとえ同じ機体でも、今のところ方法が判りません・・・

また、空をさまよい、たまたま同じアングルで撮影できても、次回以降も同じように撮影箇所を探していては、時間のロスですし、常に同じ人が操作する必要があります。
そこで、これらの作業を自動化しようと言う訳です。
撮影アングルの再現のための手掛かりは、写真の画像だけではありません。
実はドローンで撮影された写真には、位置情報が標高と共に記録されており、今回はこれを利用しました。

自動飛行のためには、事前に撮影ルートを設定するのですが、この地点上を通過する様に撮影範囲を設定し、ミッションとして記録しました。
これが成功すれば、次回も同じアングルで撮影できるのですが、同じ地点で撮影できても撮影方向や、垂直角度は飛ばしてみないと判りません。
残念ながら今回は、満足のいく結果とはなりませんでしたので、次回も調整が必要です

最先端?の機材を使いながらやっている事はアナログで恥ずかしい限りです
実は比較写真の正確な座標が手に入ったのは出発の直前で、座標の抽出だけで精一杯でした。
ここでも、事前準備の大切さが身に沁みます。

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