林務課です。
2月22日(木)に佐久合同庁舎で林業関係者のみなさんを対象とした研修会を開催し10名の方に出席していただきました。
今回の内容は次のとおりとし、地元の林業の課題に対応する内容としました。
(1)侵入防止柵の施工管理
(2)山の管理のためのGISの開発
■研修①侵入防止柵の施工管理では・・・
佐久地域の周辺(関東山地や八ヶ岳周辺)ではシカが増え、せっかく植林しても樹皮や葉が食べられてしまう被害が発生しています。
▲植栽して4年目のカラマツ(令和5年4月 南牧村内)
▲上の写真を拡大すると、植えたカラマツの樹皮が食べられてしまったことが確認できます。
そこで、管内には侵入防止柵が設置されているところが多々あります。
▲侵入防止柵の設置例(令和5年5月 南牧村内)
侵入防止柵は土木工事の中では簡易なものですが、施工管理(工程、安全、原価、品質等の管理や環境対策等)をしっかり行いながら、堅固な支柱を設置する必要があります。
このため、アースドリルの操作を体験する実習をしてみようと思いました。
今回使用した機械は「アースドリル」(充電式アースオーガ)という機械です。
その動力は電気(リチウムイオンバッテリー:リチウム電池)で、直径10cm、長さ60cmのドリルが付いています。
佐久合同庁舎敷地内で、支柱を設置するための穴を開ける作業を行いました。
(管理担当者の許可を受けて作業。)
アースドリルのハンドルを握ると十秒ほどで深さ50cmから60cmくらいの円筒形の穴を開けることができました。
短時間で体への負担が少なく作業をすることができました。
穴をあける際の音は思ったより静かでした。
雪まじりの雨が降り、寒い中での作業でした。
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