こんにちは、東信労政事務所です。
少子化による人口減少が続く中で、生産年齢人口も減り、企業では人手不足が深刻な状況になってきています。組織が生き残るためには次代の担い手となる若手の確保と新入社員を有能な人材に育成する施策やプロセス⇒「オンボーディング」の構築が必要です。
11月22日に佐久合同庁舎で開催したセミナーでは、若手が輝く組織を創るための人材採用&育成の「原理原則」と「新常識」について、「㈱元氣応援団」の代表取締役団長の内村広樹先生に講演をしていただきました。
内村先生は、3年前に佐久市に移住された方で、リクルートの求人広告の営業の経験があり、会社名のとおり笑顔で元気よく話され、聴いているこちらも先生につられて元気になる感じになります。
先生はまず前提として、
「若手には無限の可能性があると 信じる」
ことが大事だと力説します。
そして最近の若手を理解するキーワードとしての「乾けない世代」について、今の若者が育ってきた時代背景や傾向を理解することが必要だと話します。
採用活動の新常識としては、
①深い自社理解による価値観の合致
②フランクな自己開示による共感
③面接でのコミュニケーションによる相思相愛
④社内の巻き込みによる会社全体での採用活動
をポイントとして挙げています。
また、人材育成の新常識として、
①OJTによる指導
②座学より経験学習
③コーチングの活用
④心理的安全性の担保
の4つのアプローチが必要だとします。
部下に興味を持ち、声を聴き、承認することでコミュニケーションが深まり、能力とやる気を引き出すことができます。
そして、一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態、すなわち 心理的安全性を担保することでチームのパフォーマンスを向上することができます。
内村先生のお話をお聴きし、若手の傾向を理解し、相手に関心を持って声を聴き、認めることが、若手の育成、ひいては組織力の向上につながることを改めて気づかされました。
最後に先生から参加者へ、
「いきなり変えようとしない!」の応援メッセージがあり、講演は終わりました。
PS 東信労政事務所では、今後、下記の研修会・フォーラムを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
1 労務管理改善リーダー研修会(上田会場)
日 時 令和6年1月16日(火)13:30~15:15
場 所 長野県上田合同庁舎 6階 講堂
テーマ 「就業規則の総点検
~新年度の就業規則改正に向けて~」
講 師 特定社会保険労務士・中小企業診断士
寺島 正之 氏
※申し込みは、こちらをクリック
2 東信地区労働フォーラム
日 時 令和6年2月9日(金)13:30~15:15
場 所 佐久市佐久平交流センター 第5会議室
テーマ 「若者・女性に選ばれる企業にするために
~多様な人材の能力を活かし企業価値を高めていくには~」
講 師 ビジネスアナリスト/ソフトインテリジェンス塾代表
中川 美紀 氏
※申し込みは、こちらをクリック
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