こんにちは。商工観光課のまっさんです。
6月1日の投稿(以下リンク)に続き、佐久地域や県内企業の皆さまへの参考情報、第2弾です。今回も、無償で使えるテレワーク環境のご紹介。
新型コロナウイルスの影響により、「在宅勤務を行いたい」「職場のパソコンと同じ作業を自宅でやりたい」「でもすぐにはテレワーク環境を用意できない」「そもそも投資する余裕がない」などなど、お困りの企業の皆さまもいらっしゃるかもしれません。
そんな皆さまのお役に立てるかもしれないのが、IPA(独立行政法人情報処理推進機構 ※1)とNTT東日本が共同で構築し、当面の間(※2)、実証実験として無償で提供されている「シン・テレワークシステム」 です。
- (※1)IPAとは、IT技術による社会課題の解決や産業の発展、情報セキュリティの強化につながる指針を出したり、IT人材を育成するための国家資格・国家試験等の活動を行っている、独立行政法人です。
- (※2)システムを無償解放した当初、令和2年10月31日までの予定でしたが、現在は、国によって「徹底した行動変容」または「新しい生活様式」が求められている期間中は提供が続けられる予定となっています。
システムでできることを簡単に説明すると、職場のPCと自宅のPCにそれぞれシステムをインストール後、自宅のPCでIDとパスワードを入力することで、インターネットを経由して自宅のPCから職場のPCにリモートで乗り込むことができます。
つまり、自宅のPCから職場のPC画面を操作でき、職場にいるのと同じように仕事ができるということです。(画像はIPAのページから引用)
利用申し込みやユーザー登録、契約等は一切不要で、即時利用開始(※3)できます。また、企業のセキュリティポリシー上、職場からファイルの持ち出しを禁止したい場合のため、ファイルの転送を禁止するバージョンも提供されています。
- (※3)PCへのインストールは一般ユーザー権限でも可能であり、まさに即時利用可能ですが、職場の PC にインストールする際は、必ず事前に組織の情報セキュリティポリシー等に従って、管理者の承諾等を得てからにしてください。
(画像はIPAのページから引用)
詳細な説明やダウンロード等は『NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」 緊急構築・無償開放・配布ページ』をご覧ください。
なお本システムは、複数組織の連携協力のもと緊急で構築し、学術的・試験的な実証実験として、無保証かつ非営利で一時的に開放するものであるため、公式のサポートや問合せ対応はありません。
品質・機能・性能・セキュリティレベルは、実験段階のレベルであり、完成された商用レベルではないことや、商用の通信サービスと同様の保証がされないことに注意が必要です。
それでも、リモートワーク・テレワークを検討している方の導入に向けた試験的な利用や、課題検討などに活用できると思いますので、参考にしてください。
また、公式のサポートではありませんが、本システムについてお困りのことがあればAI・IoT等先端技術利活用支援拠点(長野県中小企業振興センター内)(TEL:026-227-5028)までお問い合わせください。
佐久地域振興局 商工観光課
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