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浅間山大好きミーティングで、噴火のメカニズムを学ぶ!

秋晴れの青空のもと黄葉したカラマツがよく映えた日、第20回浅間山大好きミーティングが開催されました。
それにしても、佐久地域のカラマツの黄葉はきれいですね。今年はやや遅めでしたが、見事に色づきましたよ。

さて、浅間山大好きミーティングといえば、以前にもこのブログで紹介させていただきました。
長野県自然保護レンジャーでもある、小諸ユースホステルの古屋昌和さんが自主的に開催されている浅間山に関する勉強会です。

今回のテーマは、「2019年8月の浅間山噴火を振り返って」
気象庁の浅間山火山防災連絡事務所の北川賢哉様が講師となって、今年、突然噴火した浅間山の火山活動についてお話ししくれました。

8月7日の夜。浅間山は、噴火しました。
浅間山が噴火したというニュースは、あまりに突然で驚かれた人も多かったはず。
実は気象庁でも、今回の噴火は突然すぎて、かなり驚きだったそうです。
と言うのも、浅間山は日本屈指の火山観測がされていて、比較的噴火の予兆を捉えやすいと思われている山なのですが、8月の噴火は今までの観測データとは全く異なっていたとのこと。

過去20年ほどの観測からほぼ浅間山の噴火メカニズムは推測できていた、はずなのですが、今回はその予兆がなかったのが一番の特徴だったらしいです。正確に言えば、あとから見れば予兆らしき動きがあったのですが、その時点では、その観測データをどう解釈すればいいか、判断するのには知見が少なすぎたそうです。

けれども、気象庁はすぐさま7日の噴火のデータを解析、火山灰の分析などから、マグマが関与した噴火ではないことを科学的に判断。噴火直後にレベル3に引き上げられていた噴火警戒レベルを、19日にはレベル2に引き下げました。
しかも、8月25日に浅間山はふたたび小規模噴火をしましたが、このときは7日の噴火の際のデータと似たような兆候が観測されていたため、3日前から注意喚起を行うことができていたそうです。

この一連の経過について、北川先生が火山性微動などの観測結果に基づき科学的な解説をしてくださり、とても納得させられました。
あらためて、浅間山の火山観測システムは、すごいんですね!

2019年12月現在、噴火警戒レベルはレベル1(活火山であることに留意)です。
8月に噴火したのに、もうレベル1なのと驚きですが、北川先生の解説によって、しっかりとした観測の裏付けにより、火山活動は低下していると判断された結果であることがよくわかりました。
そんな簡単に警戒レベルを引き下げて大丈夫なの~?とひそかに心配していたのですが、杞憂でしたね。

ただし、誤解してほしくないのは、レベル1は噴火しないという意味ではない!ということ
警戒レベルの定義では、レベル1は「火山活動は静穏、状況により山頂河口から500m以内に影響する程度の噴出の可能性あり。」となっています。
今のところ予兆はありませんが、今回程度のごく小規模な噴火は、いつ起きてもおかしくない程度の可能性はあるのです。
浅間山はやっぱり活火山なのです。

このため、入山する際には最新の火山情報を入手してほしいと、北川先生。
気象庁のホームページには「火山の状況に関する解説」というページ(こちらをクリック!)があるので、それを確認してほしいとのお話でした。

佐久の澄んだ青空のもと、悠然とした表情を見せる浅間山。
今回の浅間山大好きミーティングでは、気象庁の観測体制や観測データの解析などから、浅間山火山のメカニズムを学ぶことができました。
浅間山のことをもっともっとよく知って、火山であることを忘れずに、火山とともに暮らしていく地域でありたいものです。

浅間山大好きミーティングは2か月に1回開催されています。ご興味のある方は、小諸ユースホステル(0267-23-5732)まで、ぜひお問い合わせください!

 

佐久地域振興局環境課

 

 

 

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