2016.08.15 [ 佐久のイベント ]
五郎兵衛用水を歩く会に参加してきました!
記念館のクーラーでひと息ついた後は、バスも交えながら再び外へ繰り出します。
その場所場所で冴えわたるのが記念館の館長である根澤館長の話術であります。
歩いている間どころかバスの中でもほとんどしゃべりっぱなし、水路にまつわるエピソードから何の変哲も無いような道路に隠された歴史的エピソードまで、非常に興味深いものでした
記念館には、市川五郎兵衛や地域にまつわる古文書が大量に保管されており、現在もこれらの解析作業は続けられています。
定期的に研究成果がお披露目される機会もあるようですが、館長にとってもこの場は研究成果を発表する檜舞台なのかも知れません?
午後は、「歩く会」のメインともいうべき、用水の源流「五斗水(ごとみず)」へバスで向かいます。
「五斗水」は、五郎兵衛が3年半の時間を費やし見つけたと言われる湧水で、「ごとごと」と水が湧くさまから名付けられたと伝わっています。
標高1,800mの高さから湧くその水は、現在もその水量を保っており、豊かな水資源として下流域を潤しております
現在は佐久水道企業団が管理する水源の一つとなっており、通常は中に入ることは出来ません。
企業団の方のお話によれば、80箇所に上る水源の中でもトップクラスの水質の良さで、そのまま飲んでも全く安心!との事です。
水温は10℃。キンキンです参加者の皆さんは湧水を味わい、手で触れ、大事に持ち帰っておりました。
湧水の下流側。水道用の水は、この上流側で分水されています。
大河原峠からの絶景。五郎兵衛新田も一望です。ここまで見えたのは2年ぶりです。
この後は望月高原ヨーグルト工場にて休憩の後、集合場所である浅科小学校まで帰途につきます。
今回、自身4回目の参加となった訳ですが、参加者から寄せられる質問の数々、館長から繰り出されるエピソードについては毎回驚きがあります
冒頭でも、「知らずに見ていれば何の変哲も無い水路」と書かせて頂きましたが、これを読んでいる皆さんのお住いの地域にも、隠されたエピソードを持つ水路や道路があるかも知れませんね!
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