みなさまこんにちは 商工観光課のとどぱぱです。
夏日に近い日があったり、底冷えしあわてて冬物のコートを引っ張り出したりと、気温の変化に戸惑う今日この頃です。
先日、4月22日(土)及び23日(日)に開催されました、佐久市茂田井にある「武重本家酒造株式会社」さんの酒蔵開放に行ってきました。
コロナ禍前は、春分の日に開催されていましたが、昨年から4月に開催されるようになり、今年はコロナ禍前の開催形式に戻って復活した、酒蔵開放ということです。
詳細は、こちらをご覧ください⇒ 武重本家酒造ホームページ
こちらの建物は、国の登録有形文化財で、山田洋次監督の「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」のロケ地になるなど、中山道の宿場町(茂田井間の宿)にひっそりと佇んでいて、とても趣があります。
入口の門を入ると、昔の酒造りの道具が展示され、歴史を感じます。
受付で500円を支払い、きき猪口と名札(これがないと試飲ができない)を受け取ります。
きき猪口はお土産で持ち帰ることができます。
まずは、特製の甘酒とどぶろく(3種)をいただきました。(こちらは無料)
どぶろく「十二六」は、アルコール度数や製造方法の違いなど、3種を飲み比べできます。
この日のために特別に醸造した製品(写真の一番右)は、「十二六 甘酸泡楽 ほぼ麹」といって、麹99%・米1%の割合のもので、発泡の刺激がとても心地よく、何杯でも飲めそうです。
こちらも無料で提供された野沢菜の漬物をいただいて、いよいよ清酒の試飲です。
会場奥のテントに、18種類の日本酒が並んでおり、好みのお酒をスタッフの方に注いでいただく方式です。
時間が許せば、全種類を制覇したいところですが、限定商品に絞っていきます。
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まずは、「12年熟成 泡泉花」というスパークリングの製品をいただきました。
日本酒には珍しいスパークリングで、アルコール度数も4%と高くないので、気軽に飲むことができます。一口目にはもってこいかもしれません。(お猪口の縁につぶつぶが見えるでしょうか)
次に、「御園竹大吟醸 無濾過生酒」をいただきました。
あまり日本酒には詳しくないので、味の違いはよく分かりませんでしたが、時間と手間を掛けて仕込んだ日本酒の最高峰というだけあって、とても美味しかったです。
ほかにも何種類かいただき(肝心の写真があまりなくてすみません)、中には、こんな珍しいお酒も。
▲こちらは、「牧水『極貴』貴醸酒」といって、仕込み水のかわりにお酒を使って仕込んだものです。今回のお酒は、1999年度製造ということで、20年以上熟成されたとても貴重なものです。
杜氏の方には申し訳ありませんが、素人的には、紹興酒に近い感じがしました。
倉庫の中では、本日試飲できるほぼすべての商品が購入できる即売所がありました。
会場の一角には、ほうじ茶とお菓子(有料です)をいただきながら、社長さんのお宅の庭を眺めて一服できる場所もありました。
建物のそこかしこに、各種品評会での賞状が飾られていました。歴史と伝統を感じます。
今回ご紹介した商品のほかにも、多くの商品を販売していますので、お気に入りのものを見つけて、購入してみてください。
購入方法などはこちらをご確認ください。武重本家酒造ホームページ(旧)
次に来るときは、試飲とグルメ(当日は蕎麦と蓼科牛バーガーもありました)の完全制覇を目指したいと思います。
お土産となったきき猪口で、購入したお酒を晩酌のお供に、合わせる肴は何にしようかと妄想が止まりません。
佐久地域には、今回お伺いした「武重本家酒造」さんを含め、全部で13の酒蔵があります。
長野県酒造組合のホームページ(佐久エリア)
また、各酒蔵の若手経営者の集まりである佐久若葉会が企画開発した、「SAKU13 F」(純米大吟醸酒)は、先日、軽井沢町で開催された、先進7カ国(G7)外相会合の関連イベントでも提供されました。
今回、醸造を担当した、戸塚酒造さんのホームページで購入が可能です。
新型コロナウイルス感染症で打撃を受けた業界を応援するためにも、佐久地域の日本酒をはじめとした酒類(ワイン・ウイスキー・クラフトビールなど)をどんどん消費しましょう。
佐久地域振興局商工観光課
0267-63-3157
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