2018.01.30 [ 佐久の企業 ]
ふわふわぷるぷるのこんにゃくスポンジ。名花株式会社
こんにゃくスポンジにニキビや肌荒れを直接治癒する効果はありません。しかし、こんにゃくで出来た天然マンナン繊維のこんにゃくスポンジは正しく使うことでお肌を傷つけることなくお肌をツルツル、スベスベにしてくれます。 お肌の持つ自然治癒力(新陳代謝)を邪魔せず本来のみずみずしい潤いのある艶やかなお肌へ。ぜひお役立てください。先程、少し歴史をお話ししましたが、こんにゃくスポンジは、理屈があってできたものではありません。赤ちゃんの産湯のように、実際に使われてきて良いものなので現代にも残っています。言葉では表現しにくいところがありますので、まずは使ってみてください。
– 地域の特色ある原料を配合することが可能とのことですが、印象に残っている事案は何でしょうか。また、開発にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
シルクを配合した製品が印象に残っています。シルクは肌にやさしい成分でできているため相乗効果が期待できます。理にかなった配合です。しかし、シルクは動物性、こんにゃくは植物性です。配合には、とても苦労しました。
また、開発に関して一概には言えないのですが、例えば、群馬県下仁田産のこんにゃく粉100%使用のこんにゃくスポンジに備長炭パウダーを練り込んだ「くろまる」は、厳密にいえばまだ完成形ではありませんが、開発に1年ほどかかりました。備長炭は10μm(0.01mm)以下の微粉末を使用しており、お肌を傷つけることなくスクラブ効果を発揮します。
一口に備長炭といっても、白炭や黒灰といった種類がありますし、木の材質も異なります。その中から、肌に刺激がないもので量を確保できるものを探す必要がありますので、検証に膨大な時間がかかるのです。完成形ではないというのは、現状の配合物よりも適するものがでてくれば、採用する可能性があるという意味です。
OEMで生産した色鮮やかなこんにゃくスポンジ
10μm(0.01mm)以下に粉砕した備長炭パウダー
– 創業を目指している方へアドバイスをお願いします。
今までのキャリアを活かせる仕事をすることをお勧めします。その方が、確実性があると思います。また、「儲かるだろう」ではなく、「何が好きか」を考えてください。資金繰りなどを気にされる方もいらっしゃいますが、調達方法はあります。何が好きかを考えて、続けられる仕事を選ぶということが非常に大切です。
– 結びに、今後の目標をお願いします。
国内市場にとどまらず、海外の方にも使っていただき、喜んでもらいたいです。また、お客様に喜ばれる製品づくりを日々考えていきたいと思います。こんにゃくスポンジも、日持ちがして使いやすい商品に改良できたらいいですね。
その他にも、スキンケアグッズとして「化粧水」にも力を入れたいと思っています。肌質は、人によって千差万別ですので、色々なタイプを作って多くの方に潤いを感じていただきたいです。
(内容は一部、名花株式会社ホームページから引用・抜粋しています。)
(ブログ記事作成|佐久地域振興局 商工観光課 0267-63-3158)
企業名|名花株式会社
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