2018.01.30 [ 佐久の企業 ]
ふわふわぷるぷるのこんにゃくスポンジ。名花株式会社
柔らかい肌触りのこんにゃくスポンジの完成
– そうだったのですね!グルコマンナンとは何でしょうか。
こんにゃくはサトイモ科の植物で、その球茎から製造され主に食用に加工されています。グルコマンナンは、グルコースとマンノースが2:3の比率で直鎖状に結合した水溶性の多糖類の一種で、コンニャクマンナンとも呼ばれています。
少し比較すると、同じ食物繊維である寒天は、海藻類でアガロースを中心とした水溶性多糖類です。寒天は名前の通り冬季に心太(ところてん)を寒風にさらし凍結乾燥させ作られていたことによります。これは凍みこんにゃく(こんにゃくスポンジ)と同じ製法です。
しかし、アルカリで凝固したこんにゃく(食用蒟蒻)は一旦固まると茹でても、凍らせても溶けることはありません。これが、ゼラチンや寒天と大きな違いです。 こんにゃくの水溶性多糖類はアルカリで不水溶性になるのです。しかし、すべてが不水溶性になるわけでなくわずかに溶け出す成分もあるようです。これがこんにゃくスポンジで洗顔したときに、こんにゃく繊維の水の膜と共にお肌を守る役割をします。
お肌のしくみや正しいスキンケアについてなど、詳しくは名花株式会社ホームページに記載しておりますので、興味がありましたら是非ホームページを覗いてみてください。
– 「名花」という名前に込められた思いを教えてください。
名花には、名高い花、有名な花という意味のほかに、美しい人、美人の代名詞というのがあります。製品を通じて美容、健康にお役に立ちたいという思いが込められています。
– そのような意味があったのですね。名花ブランドを構築する上で、大切にしていることを教えてください。
自然の素材を用いて、一律に工業化しない製品づくりを心がけております。また、お客様のニーズに応えられるように、大規模一貫生産ではなく、多種多品の生産体制を整えています。そして、何よりもお客様が喜んでくださるのが一番です。すべての作業が製品の品質に関わるということを常に注意して全員が作業に取り組んでいます。
– 最近では、口コミが海を越えて、海外からも探し求めてお越しになる方がいらっしゃるそうですね。
はい。まだ積極的に宣伝をしていない中、なぜ海外からお客様が来るのか不思議に思っていました。ある時、理由をお尋ねしてみたところ、友人が日本のお土産で買ってきてくれて、また欲しくなったとのことでした。無添加製品ですので、ご使用から3週間から1ヶ月くらいがお取り換えの目安です。また、ご使用後は水気を切って風通しの良いところに干すか、タッパーにいれて冷蔵庫で保管していただく必要があります。それにもかかわらず、このようにリピーターになってくださる方も多くいらっしゃいます。嬉しいことです。
また、海外にはこんにゃくを食べる文化がありません。こんにゃくとは何かという説明が必要になります。珍しいということもあるのでしょうが、自然素材を使用して作った製品であることを説明すると、自然志向が高まっているため、受け入れられやすいです。商品は、ネットや店頭で販売しています。店頭販売は、佐久市を中心にヘルシーテラスやみはらしの湯、プラザ佐久などで取り扱っていただいております。
– 改めて、商品のPRをお願いします。
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