2017.12.26 [ 佐久の企業 ]
高原を彩るハーブ&ローズガーデン。夢ハーベスト農場
(拓美さん)実は、初めて蒸留したときは、エッセンシャルオイルが採れませんでした。『幻の1年目』の話です。現在は大幅に工程時間が短縮されていますが、当時(2006年)は一昼夜かけて蒸留していました。当時、父が蒸留の番をしていたのですが、仮眠をとっている間に貴重な精油が全てこぼれてしまったのです。(笑)今では懐かしい思い出ですが。
– そのようなことがあったのですね。取り扱っている商品や取り組みについて教えてください。
(拓美さん・千代子さん)当農場産のハーブや果実を中心に、ハーブティー・ジャム・ドライフラワー・お風呂用ハーブ・リース・ポプリ雑貨等、日々のナチュラルライフを楽しんでいただける様な商品開発に取り組んでいます。
自社製造の商品が数多く並ぶショップ
また、今年から「ハーバリウム」の販売と教室を始めました。ハーバリウムとは、瓶の中に特殊なオイルとドライフラワー・プリザーブドフラワーを入れて作る鑑賞用のインテリア雑貨です。植物標本とも言います。徐々に劣化はしていきますが、移りゆく花の表情を楽しむことが出来ます。
移りゆく花の表情を楽しむことができるハーバリウム
「プリザーブドフラワー」も人気です。ドライフラワーと趣を異にしますが、生花のようなみずみずしさを楽しむことが出来ます。いずれもインターネットで販売しています。大切な方への贈り物などに喜ばれています。
生花のようなみずみずしさを楽しむことができるプリザーブドフラワー
また、観光で訪れてくださるお客様に、ここでしか味わえない、ここでしかできない体験をしていただくために体験型メニューの充実に力を入れています。昨年は、ブルーベリージャムづくり、リース作り、虫よけスプレー作り、ハーブティー体験、ハーブ染めを行いました。ハーブを日常の生活に取り入れたいが、「どうやって使えばいいのかわからない・・」というお客様のお手伝いをさせて頂いています。
‐ デザインについて、県工業技術総合センターの地域資源開発支援センター事業を利用したとお聞きしました。
(拓美さん・千代子さん)はい、当農場にはロゴがありませんでした。4年前、地域資源開発センターのご支援を受けロゴをデザインしていただきました。ロゴを決めることは、企業のイメージを明確にすることです。これに伴い、商品数も増え商品展開もしやすくなりました。そして、なによりスタッフのモチベーションが上がりました。ロゴを通して、客観的に企業としてのソフト・ハード両面を見直すことができ、将来の展望や展開が描けるようになったのです。やはり基盤は大切ですね。
歴史やストーリーからイメージされたロゴ
– これだけは負けないという「強み」を教えてください。
(拓美さん・千代子さん)ラベンダーエッセンシャルオイルや蒸留水は100%ピュアな本物です。安心で安全な商品をご提案すること、これに尽きると思っています。そして、当農場は素晴らしいスタッフに囲まれていると自負しております。それぞれに勉強熱心で自分の世界を持ち、おおらかで心強い方たちばかりです。お越しの際は、スタッフとの会話も是非楽しみにお越し頂ければ嬉しいです。
‐ 農場をやってきてよかったと思う事や印象に残っている事を教えてください。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
佐久地域振興局 総務管理課
TEL:0267-63-3131
FAX:0267-63-3105