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国内最古級の擬洋風建築!旧中込学校(佐久市)をご紹介!

こんにちは。商工観光課のまっさんです。

突然ですが、今年9月、松本市にある「旧開智学校」が、長野県内で10件目となる国宝に指定されたのはご存知でしょうか?
近代学校建築としては初の国宝であり、改めて近代教育の遺産、擬洋風学校建築が脚光を浴びました。

そして、なーんと!ここ佐久市にも、明治時代の擬洋風学校建築があるのです!
それが、今回ご紹介する、国指定重要文化財&長野県宝である「旧中込学校です!

純白の壁。和風・洋風の混ざったような美しい外観です。

旧開智学校の校舎は明治9年、旧中込学校の校舎は明治8年完成。現存する擬洋風学校としては、最も古い建築物の一つです。

事務所で入場料を払うと、校舎内を見学できます。

歴史を感じるオルガン。なんと、弾いてみることができます!(元々なのか古くなったからなのか、足踏みペダルが重いです。これが歴史の重み?)

実際に使われていた机や黒板、算盤などの資料が展示されています。(一人一枚のミニ黒板が置かれています)

二階に上がると、美しいステンドグラスが廊下を照らしています。

当時としては珍しいガラスを使用していたことから「ギヤマン学校」と呼ばれ、開校当時は多くの見学者が訪れたそうです。

かつての教室、職員室、校長室などの各部屋に、貴重な教育資料が展示されています。(昔の子供はこんなに難しい漢字を習っていたの!?となります)

現在中には入れませんが、学校のシンボルである太鼓楼(屋根の上にある八角塔)は、生徒たちだけでなく、村人たちにも時を告げ、愛されてきたそうです。

実は、この旧中込学校校舎も、今年の台風15号・19号の被害を受けています。校舎の外壁が一部崩れてしまい、シートに覆われている状態となっていました。

旧中込学校の隣は、現在「成知公園」という公園になっています。(旧中込学校の前身が「成知学校」)
この公園には、「高原のポニー」こと、蒸気機関車「C56101号」と、ガソリンカーが保存展示されており、JRの「小海線」とその前身である「佐久鉄道」の歴史を学ぶこともできます。

小海線ファンの皆さまもぜひ!

以上、旧開智学校の国宝登録に便乗?し、佐久市の「旧中込学校をご紹介しました!

歴史を感じるだけでなく、花の季節などの景観もとても美しいので、ぜひ気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

佐久地域振興局商工観光課
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