2020.03.19 [ 健康長野地域の【食】長野地域の【暮らし】健康づくり ]
「健康づくり・食育フォーラム」が開催されました! その2:信州の食でつながる 人づくり・地域づくり
こんにちは、長野保健福祉事務所のiです。
前回にひきつづき、1月29日に開催しました「健康づくり・食育フォーラム」の報告をさせていただきます!
(その1はこちら)
開会後、始めに健康づくり県民運動の「信州ACEプロジェクト」と、長野地域の果物の魅力を伝える取組の「ながの果物語り」について紹介し、講演へ続きました。
長野県立大学健康発達学部長の笠原賀子先生を講師に、「持続可能な食育の推進にむけて~地域の野菜と果物で健康づくり~」と題して、「SDGs(持続可能な開発目標)と食」、「生活習慣病予防と食」との関連性について、ご講演いただきました。
みなさんは、SDGs(持続可能な開発目標の略称)の17項目のすべてに“食”が関連していることを知っていましたか?一人ひとりが生活全体に“食”を位置づけながら、信州の豊かな食を大切に、未来に向けて持続可能な食の営みを続けていくことが大ですね。
また、日ごろの食生活を振り返るお話もありました。生活習慣病は毎日の生活の積み重ねによるもですが、長年の生活習慣をすぐに変えるのはなかなか難しいですよね。好ましくない生活習慣を急に変えるのではなく、小さな変化を積み重ねていくことが大切です。幼少期からの生活習慣が大切だというのも納得ですね。健康長寿のために、栄養(食べる)・運動(遊ぶ)・休養(眠る)ことに加えて、生きがい・人とのつながりを持ちながら、毎日を過ごしていきましょう!
講演のあとは、健康づくり実践活動発表が行われました。
須坂エクササイズ体操ユニットのみなさんに、須坂市のご当地体操の「須坂エクササイズ」を披露していただきました。これは、子どもから高齢者まで誰もが知っている曲を歌いながら、どこでも誰でも気軽にできる健康体操です。
「ドレミの歌」と「信濃の国」のメロディにあわせて、みんなで体を動かし、心も体もリフレッシュ!体を動かすって気持ちいいですね!ぜひ、実践してみてください
最後に、食育の活動事例発表が行われました。
講演にひきつづき、笠原先生にコーディネーターをお願いし、「信州の食でつながる 人づくり・地域づくり」をテーマに、3つの団体に発表していただきました。
始めに、信濃町立柏原保育園の管理栄養士の小林真澄さんが、「地域にちなんだ活動と献立」と題して発表。同園では「なんだろう?」「やりたい!」「楽しい!」を引きだす環境づくりをすすめ、子ども達の日々の生活や遊びなど園の生活全体が、子ども達が主体の食育活動につながっているそうです。また、「信濃町が好き!」とふるさとに親しみを持った子ども達を育もうと、信濃町にゆかりのある俳人の小林一茶にちなみ、俳句を連想させるアイディア献立を提供している様子を、子ども達が笑顔の写真とともに紹介してくれました。
つづいて、飯綱町食生活改善推進協議会の黒栁美和子さんが、「地域に密着した食育活動」と題して、2歳児を対象とした食育シアターや高齢男性を対象とした料理教室など、地域のニーズにあわせて、子どもからお年寄りまで幅広い世代に行っている食育活動について発表してくれました。また、子どもを通して子育て世代の「保護者」に向けた食育活動に取り組みたいと、今後の展望も話してくれました。
最後に、NPO法人食育体験教室・コラボの飯島美香さんが、「たのしく!みんなで食育活動」と題して発表。「これからの未来を生きる子ども達が、自らの力で生き抜く術を身につけるお手伝いをする活動」をミッションに取り組んでいる、「きっずふぁーむ」や「弁当の日応援プロジェクト」「おでかけみそフェスタ」「和食の日」のについて、活動から分かった子ども達の食生活の実態なども交えながら紹介していただきました。
各団体の活動内容は様々でしたが、共通していたのは、みんなで“楽しく”活動をしている姿だったように思います。
発表いただいたみなさん、そして笠原先生、ありがとうございました!
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