こんにちは。企画振興課のイトケン(仮)です。
突然ですが皆さんは、長野県の人口が200万人を下回ったことをご存じですか。
長野県の人口は、2001年の約222万人をピークに減少を続けており、今年2月にはついに200万人を下回りました。この状況が続くと2050年には約160万人以下まで減少する見通しです。
そこで、人口減少下でも活力を維持・向上させるため、行政、産業界、地域など様々な方と共に取り組む戦略の策定に先立ち、地域の課題やあり方についての対話を県内10地域で行っています。
長野地域では7月4日に、長野地域の子育て中の女性を対象に「人口減少社会でも子どもを安心して生み・育てられる長野地域にするには」をテーマに意見交換会を県庁で開催しました。
「ゆめサポママ@ながの」様にファシリテート等のご協力をいただき、子育て中の女性20人が「安心して出産・子育てをするための現状と課題」や「2050年に向けて必要な取組」などについて、和やかな雰囲気の中で語り合いました。
育休の取得やワンオペ育児、居場所の不足、女性のキャリア支援など出産・子育てに関する悩みや苦労についての意見がある一方で、「子育ての大変さだけではなく、すばらしさを知ってもらえるようもっと発信すべき」「自然が多く、サポートも豊富で長野県で子育てしてよかった」という声もありました。
グループワークにも参加した関昇一郎副知事は「皆様と話ができて大変勉強になった。本日いただいたご意見を活かし、オール信州で人口減少対策に取り組んでまいりたい」とコメントしました。
翌7月5日には、長野地域で暮らす若者による意見交換会をながの若者スクエア「フラット♭」で開催しました。市民協働サポートセンター「まんまる」のご協力のもと、大学生や若手の社会人など15人が参加。「若者が住んでみたい、住み続けたい長野地域にするには」をテーマに、参加者一人ひとりがそれぞれイメージした未来像や夢を絵や言葉で会場の黒板一面に描きだしました。
全員での振り返りでは「地域の移動がもっと便利になってほしい」「演劇やコンサートがもっとあったら楽しい」「もっと自由な働き方をしたい」「文化、歴史、食など長野の魅力がもっと知られたらいい」などさまざまな意見が出されました。
各意見交換会で出された意見などについては、秋以降にまとめられる人口減少対策に係る長野県の戦略策定にあたり、参考にさせていただく予定です。人口減少に伴う社会の変化にどのように対応し、どんな長野県、長野地域にしていくか、皆さんもぜひ一緒に考えてみませんか。
【長野県の人口減少対策に関する情報】 長野県ホームページ 人口減少対策について
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