こんにちは。長野地域振興局企画振興課のFです。今回は、長野県選挙管理委員会が行っている選挙啓発の取組の一部を、ご紹介したいと思います
地域振興局の企画振興課は、長野県の「選挙管理委員会」の業務も行っています。選挙管理委員会とは選挙や選挙運動、選挙に立候補する人が設立する政治団体などに関わる事務を専門に行う組織です。
普段、一般の方にはあまり馴染みのない「選挙管理委員会」ですが、選挙啓発とよばれる業務の一環として、県内の高校や特別支援学校を訪問して、「選挙出前授業」と呼ばれる主権者教育も行っています
選挙出前授業とは、高校や特別支援学校の高等部の生徒の皆さんに、選挙制度の解説や、模擬投票などを通し選挙を理解してもらい、主権者としての意識を高めてもらう取組です。
平成28年から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、高校生でも選挙で投票することが可能になりました 統計上、18歳になったばかりの有権者は選挙での投票率が高い傾向が見られますが、若年層の投票率の低さは大きな課題です
10月31日には長野県松代高等学校の生徒の皆さんを対象にした選挙出前授業を行いました。この出前授業は、長野県選挙管理委員会の職員をはじめ、長野市選挙管理委員会事務局や、信州大学で投票率を上げるための取り組みを行う学生団体「信州投票率を上げようプロジェクト(STAP)」の学生さんとも協力しています
また、11月6日には長野県稲荷山養護学校でも、出前授業を実施しました 多様な生徒の皆さんが在籍する養護学校では、授業で使用する教材なども、表現などが伝わりやすくなるように工夫しています また、投票所での投票時に、代理投票などの補助が受けられることや、助けてほしいことがあった場合の申し出方なども含め、より詳しくお話しするなど、参加する生徒の皆さんに合わせた授業構成を組んでいます。
選挙に関する事柄を規定した公職選挙法という法律は「選挙管理委員会は選挙の周知、啓発等に努めなければならない」と定めています。多くの皆さんに選挙に参加していただけるよう啓発や周知を行うとともに、明るく正しい選挙を執行するのは、選挙管理委員会の重要な責務です。
長野県選挙管理員会では、選挙啓発業務をはじめ、若年層の皆さんに選挙を身近に感じてもらう取組を選挙出前授業などを通し展開して行きます。
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