2024.08.23 [ 長野地域の【農業】長野地域の【暮らし】飯綱町長野地域振興局 ]
長野県庁インターンシップレポート【総合土木:R6】
農地整備課インターンシップレポート
こんにちは、農地整備課のもぐたろうです。
今年もインターンシップに参加してくれる学生がやってきました!!
そのため、学生が体験したインターンシップレポートを報告します!!
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こんにちは。
長野県庁インターンシップ実習生のd.k です。
私は県内出身で、よく見かける農業用施設がどのような目的で、どのような工程を辿って作られてきたのかなど、長野の農業土木に関する様々な事を体験しました。
今回は、実習で訪れた施設の中から、飯綱町で実施されている県営かんがい排水事業芋川地区について紹介します。
【芋川地区】
芋川地区は飯綱町北東部の旧三水村地区に位置しています。この「三水」という名前は、芋川・倉井・普光寺の三用水に由来しており、この三用水の中で一番長い用水が芋川用水です。
今回は、芋川頭首工を確認してきました。
多くの水が必要となる山奥に位置しており、整備が進んでいない山道を昼夜問わず通る必要があるため危険です。また、大雨の際には水門を閉めなくてはなりませんが、増水により大変危険であり、安全かつ小さな労力で行う水管理が必要でした。
そのため、芋川頭首工では、水門の操作を自動化して、スマートフォンを使用して自宅からでも操作が可能になっており、維持管理コストや労力の低減に繋がっています。ソーラーパネルを設置して太陽光発電の電気を使って稼働しているため、環境に優しい水管理となっています。
また、芋川用水路の一部には、土砂が水路に入らないように上から蓋がされており、農業の支えである水が、とても大切に管理されていることを実感しました。
また、下流には10m程の落差を利用した小水力発電所が建設途中であり、24時間365日発電が可能です。年間発電量は260,000kWhであり、ゼロカーボンの達成にも貢献できます。
今回は一部しか紹介できなかったですが、今回のインターンシップでは、様々な体験により、県の農業農村整備事業がどのように進められているのか学ぶことができ、将来の進路に向けて考えるための良い機会となりました。
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