ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

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野尻湖クリーンラリーを開催しました!

こんにちは。環境・廃棄物対策課の弁天小僧です。
6月23日に、信濃町立信濃小中学校5年生の皆さんに参加していただき「第30回野尻湖クリーンラリー」を開催しました。
このイベントは、野尻湖や周辺の自然を観察することにより、子供たちにきれいな水環境を守ることの大切さを知ってもらおうと県や環境省、信濃町、地元の皆さんに協力していただき毎年行っています。

4年ぶりにコロナ禍以前の状態で保護者・地元の皆様も参加されての実施となりました。
この日は、梅雨の時期特有のジメジメした気候で熱中症に気を付けての出航となりました。
また今年は、初めて超豪華客船(?)「雅」での出航となりました。
船上で野尻湖の歴史や自然について学びながら湖で最も深い、水深38m付近の場所でいくつかの調査を小学生自ら行いました。

【調査①透明度】
直径約30cm程度の白いプラスチックの円板にロープを付けた「透明度板」を水中に沈め、どのくらいまで円板が見えるかで透明度を調査。
時期によっても違うそうですが、現在の野尻湖の透明度は7~8m程度とのこと。
透明度板が船の下に潜ってしまわないよう、遊覧船の1階からは職員が手作り(!)の竿でフォローしました。

【調査②水温調査】
次に湖の水面と、水深約20mの水温を比較。遊覧船に並走してきたボートで職員が水面と底の方の水を採水して、小学生へ渡して行いました。
ある班では、水面の水温が25℃、水深20mの水温は12℃・・・その差13℃!
実際に手で触ると温度差が実感できます。湖の底は冷た~いです。

【調査③プランクトン採取】
湖上調査の最後に、プランクトン採取用のネットを沈め、ビンいっぱいに採取。プランクトンは水温が低いところにたくさんいるので、水深15メートル付近まで何度もネットを沈めて引き上げました。
目に見えるプランクトンもたくさん入っていました。

【体育館集合】
湖上調査の後は、野尻湖体育館に準備された7つのブースで水生生物・展示学習を行いました。
小学生たちは、自分たちで採取してきたプランクトンを顕微鏡で観察したり、水質検査をしました。また、河川に見立てた流水型の水槽で、鳥居川で採取された水生生物に直に触れたり、野尻湖に棲むブラックバスやブルーギルの見分け方や、生態系への影響について学習しました。

そのほか、地元の皆さんが復元に取り組まれている水草「ホシツリモ」について説明を聞いたり、環境省の自然保護官の仕事や国立公園の成り立ちや自然を守る取り組み、生活排水をきれいにする下水道の役割などについても学習しました。

子どもたちは、実際に見たり触ったりしながら、それぞれの担当者から話を聞くことで、身近な野尻湖について新たな発見をしたり、野尻湖の水をきれいにすることの大切さについて理解を深めてくれたようです。

例年実施している野尻湖クリーンラリーですが、本当に大勢の皆さんの御協力で成り立っていることを実感し、この取組が野尻湖の水質保全につながってくれたらと思う半日となりました。

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