2015.05.28 [ 長野地域の【農業】 ]
長野地域の花き紹介4~トルコギキョウ~
では、ここでトルコギキョウについてもう少し説明します。
トルコギキョウは、北アメリカ原産のリンドウ科の植物です。
名前の由来は、花の形がトルコ人のかぶるターバンに似ているからだとか、元々の花色である青紫色がトルコ石や地中海の海の色を連想させるからだとか、キキョウに形や色が似ているからだとか言われていますが、はっきりとはわかっていないようです。
千曲市の力石地区は、昭和25年頃に日本で初めてトルコギキョウが栽培された土地なんです。
歴史のある生産地なので、全国でも有名な育種家や生産者の方がいらっしゃって最高級のトルコギキョウを栽培しています。
当初は紫色など単色であったものが、県内の育種家により覆輪種(白地の花弁の縁に色が付くタイプ)が作出されたことにより人気が爆発し、一躍メジャー品目へと生長しました。
その後も、八重種や大輪のフリル咲き種等、流行や需要に合わせて、多彩で多様な品種が次々と生み出されています。日本での育種が盛んなので、アメリカ生まれ、日本育ちの植物と言えます。
花びらや茎が丈夫で長持ちするので、結婚式などのアレンジメントに人気です。
出荷の最盛期は7月から9月ですが、栽培技術を研究し花の生長を調整しながら秋の結婚式シーズンに合わせた出荷にも力を入れています
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