信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

土石流、鉄砲水に注意してください!

<下伊那の治山現場レポート>

担当Sです。

9月2日から9月4日にかけて、西日本で広く被害を出した台風12号
深刻な被害を見ると他人事には思えません……

私も、平成7年の長野県北部の梅雨前線豪雨を始めとし、
何度となく“災害”を経験しましたので、なおの事心配です。

これまでに、丁張検査→床掘検査→型枠検査と、
作業状況をお伝えしている治山事業の現場ですが、
昨年に土砂災害が発生しており、再度の災害から県民や道路などの
安全・安心を確保するために事業を実施しています。

このため、工事が完成していない現在、
現場付近や上流は未だに危険な状況となっているのですが、
台風12号による豪雨により、この現場でも小さいながら被害が出ました。

その状況です。

幸いにして、人的な被害はなく、大きな物的被害もありませんでした。
リスクヘッジというかリスクマネジメントの大切さを痛感します。

被害はまだはっきりしません(9/5午前中執筆時)が、
型枠に入った土砂を撤去するのが大変です。

この写真のように、何時もはせせらぎでも、
降雨時には濁流や土石流、鉄砲水となります。
普通・何時も、ではないから災害だ、という当たり前の事に注意して下さい。

また、この土石流は中々予測できないので怖いのですが
市町村の勧告や指示、気象庁の注意報・警報等に注意してください。
また、空振りであってもオオカミ少年と思わないような心構えをお願いいたします。

なお、今回の被害写真ですが
山での工事のプロが撮影しに行っています。
雨の隙間を突いて、とはいえ非常に危険です。

こうした現場に限らず、
危険な個所には絶対に近づかないでください

●林野庁の山地災害防止キャンペーンのホームページ
全国の山地災害の発生状況、日本に山地災害が多いわけなどを紹介しています。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/saigai/saigai/index.html

●「信州の治山」のホームページ
長野県における山地災害の発生状況や、全国に先駆けて取り組んでいる「災害に強い森林づくり」についてご紹介しています。
http://www.pref.nagano.jp/rinmu/shinrin/06chisan/01_chisan/index.htm

<本件に関するお問い合わせ先>
下伊那地方事務所林務課治山第二係
TEL:0265-53-0430
FAX:0265-23-3393
メール:shimochi-rimmu@pref.nagano.lg.jp

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