2018.07.05 [ 林業総合センター ]
まずは基礎から~森林・林業セミナーはじまりました~
長野県林業総合センター指導部です。
年間30日間をかけて、森林や林業に関する幅広い知識と技術を学ぶ「森林・林業セミナー」が、今年度も開始しました。
毎月1回の割合で、3~4日程度ずつ8回に分けて講習を進めていきます。
今年度の研修は県下各地から15名が集まり、6月26日から研修が始まりました。
最初の研修では、林業の基礎として29日までの4日間をかけて林業の歴史、おもな樹種の見分け方などまずは基本を学びます。
この中では、林業で使うことが多い割には、見た目がよく似ているヒノキとサワラの区別なども紹介し、林業で使う木のことも学びます。
下の写真では左にヒノキ、右にサワラを並べました。
写真は葉の裏側を撮影しましたが、葉の裏側の模様が両種で異なっていることがわかります。
この2種は、上の写真のように細かいところでは違いがあるものの、枝葉の様子や、幹の雰囲気などはとてもよく似ています。しかし、木材としての利用法には大きな違いがあるため、間違えてしまうとその価値を大きく変えてしまうことになりかねず、林業を行う上ではとても重要なので、きちんと覚えておくことが重要です。
さらに、林業の現場は、人家から離れた山の中であることが多いですし、チェーンソーなど危険を伴う機械を扱うこともありますので、自分の身を守ることは大変重要です。
そこで、救急法について、基本的な救急救命と、ケガした時の応急措置についても、日本赤十字社の指導員から教えていただきました。
傷の手当という点で、安全に山から下りて病院に行くまでに必要となる三角巾の使い方を実践しました。
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