信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

森林・林業セミナーの総仕上げ~実践演習~

長野県林業総合センター指導部です。

年間30日間という長期にわたって当センターが実施している「森林・林業セミナー」も、12月に最終週を迎えました。

最終週は、30日間の総仕上げとして、これまでに培った知識や技術を動員した実践演習です。実践演習の場所は、森林学習展示館近くのスギ林としました。

このスギ林には過去の気象被害によって幹が折れた木や枯れ木もあり、積雪期を迎える前に整理しておくことが望ましいと判断しました。

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とはいえ、単純に木を切るだけでは、演習になりません。

林業総合センターの森林学習展示館には、年間2万人を超える多くの皆様にお越しいただいております。

当展示館には屋内の展示施設の他に、周りに森林もありますので、せっかく森に手を入れるなら、手を入れる効果や価値、面白さなどを上手に伝えることで、来館する皆様に「林業」を伝える仕掛けが出来ないかと考えました。

そこで、研修生に林業を伝えるのに効果的で、現地でできる作業を考えてもらい、2日間をかけて、3つのグループに分かれて実践してもらいました。

今回実施してもらった結果の一部を紹介します。

最初のグループは、敷地内にあるちょっとした広場に注目し、広場の端が崩れないようにと写真のように丸太を積んで、土留めを作りました。丸太は、周囲にあった細い木を使いました。

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次のグループは、スギ林内を歩く歩道が、歩きにくいことが問題だと判断し、歩きやすくするための階段づくりと、林内で発生した端材や枝葉をチップにして歩道の一部に敷き詰めました。

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