2016.02.18 [ 林業総合センター ]
吹けば飛ぶような小さなタネが
このようにして調べた発芽率の結果は、県内の種苗生産者の元に届けられ、長野県産種苗の育成管理に役立てられています。
種苗生産者は、鉛筆の先のような小さなタネを蒔いて、3年後には写真のような立派な苗木へと育成させ、この苗木を私たちが山に植えています。
こうして、その後長い時間をかけて立派な森林へと成長し、優良な木材資源として私たちの生活に役立ってくれます。
ところで、ヒノキの種子ってどこにあるの?
と思った方。
ヒノキの枝先をよく見ると、豆粒ほどの大きさにサッカーボールのような模様の付いた小さな丸いものがついています。
実は、この丸いものが球果とよばれ、この一つ一つの丸い球果が熟せば、その中に小さなタネが数十個含まれています。
私たちの生活に使われている太くて立派な木材も、本を正せば、こんな小さなタネから始まっています。
樹木のタネに触れる機会はなかなか無いかも知れませんが、実はとても小さいものと、知っていただければ幸いです。
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