信州森林づくり応援ネットワーク

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秋のツキノワグマの出没予測がまとまりました

<林務部プレスリリース>
 ツキノワグマの秋の最も重要なエサであるコナラ、ミズナラなどの堅果類(ドングリの仲間)の豊凶調査の結果を取りまとめ、それに基づき秋のツキノワグマの出没予測を行いました。

■堅果類の豊凶調査結果は?
 クマは冬眠に備え、秋に堅果類を食いだめします。山に堅果類が少ないと、餌を求めて人里へ出没する傾向があります。このため、堅果類の結実の状況を調査し、その結果により秋におけるツキノワグマの出没予測を行っています。
【今年の堅果類の結実状況】
 ○ コナラ・ミズナラ:「並作下~並作」(昨年は「並作下~並作」)
 ○ ブ ナ :「凶作」(昨年は「並作」以上)
 ○ ク リ :「並作」以上(昨年は「並作」)
【地域的な傾向】
 ○ 東信地域:ミズナラ、コナラは「並作下」
 ○ 南信地域:ミズナラ、コナラは「並作下」
 ○ 中信地域:ミズナラ、コナラは「並作下~並作」
 ○ 北信地域:ブナは「不作」、ミズナラ、コナラは「並作」

■クマの出没の予測は?クマの出没の予測は?
○豊凶調査の結果、県下全域で一定の結実が認められたことから、平成18年のような大量出没はないと推測されます。
○しかし、全体として結実量は多くなく、かつ地域ごとにバラツキがあることから、結実木を求めてクマが大きく移動する可能性があります。
○特に暖冬等により冬の訪れが遅れた場合には、クマの冬眠時期が遅れるため、餌を求めて広範囲に移動する個体が里へ出没する可能性があります。

■気をつけることは?気をつけることは?
1 早朝や夕方はクマの出没が多い時間帯ですので、これらの時間帯に外出する際は特に注意し、やむを得ず山際に近づく場合には、爆竹などでクマに人がいること知らせてから近づくよう注意してください。

2 人里での餌を覚えたクマは人里への出没を繰り返しますので、柿などの不要な果実や野菜、生ゴミ等の適正な処理に心がけ、人里の作物をクマの餌にしないよう注意しましょう。

3 キノコ狩りなどで山へ入るときは、複数で行動したり、鈴やラジオを鳴らして歩くなどクマに人が近くにいることを知らせ、いきなりの遭遇を回避してください。

4 遭遇してしまった場合は、クマから目を離さずゆっくりとその場を離れてください。背を向けて走って逃げるとクマには追いかける習性がありますので危険です。

<本件に関するお問い合わせ先>
林務部森林づくり推進課野生鳥獣対策室
TEL:026-235-7273 (直通)
FAX:026-235-7279
メール:shinrin@pref.nagano.lg.jp

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