2018.06.19 [ その他【情報発信】信州「森に通う道」樹木巨樹・古木 ]
【信州「森に通う道」シリーズ】長野県内1位の巨木 ~月瀬の大スギ~(下伊那郡根羽村)
樹高40m、目通り(地上1.5m)の幹周約14m。平成元年の環境庁の巨木調査で、長野県で最も大きな木であることが確認されています。
昭和19年に国天然記念物に指定。地元では、御神木として「大杉様」と呼ばれ、昔から親しまれてきた木です。
大枝が折れると大事変や悪疫流行の前兆とされ、太平洋戦争の開戦前にも折れたとのこと。さらに、虫歯の痛み止めに霊験あらたかとのことです。
主幹の根元近くで分かれて支幹が張り出しており、根元から見上げると摩天楼のようにそびえ立つ姿は誠に立派なもの。樹勢の衰えもあまり感じられません。
傍らには月瀬神社、紹介看板もあります。2度の伐採の危機も、地域住民の団結力で難を逃れ、保存されてきた歴史が紹介されています。
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