2024.09.14 [ 安曇野市松本農業農村支援センター ]
進撃の安曇野
こんにちは。農業農村支援センターのメモ帳3p目です。
巨人伝説というものが世界中にはあります。
北欧からギリシャ、中国、インドなどなど、世界を作ったのは巨人であるという話。
もちろん日本にも巨人はいたと言われています。
でいだらぼっちやでえだらぼっちゃなど様々な呼び名で日本各地に足跡を残した巨人が
いました。
信州にも諏訪や佐久、塩尻など多くの場所で伝説を残しています。
この巨人、「穂高命」という名前を持つとご存じの方はいらっしゃるでしょうか。
「デイラボッチは身のたけが一丈八尺もあったが、子どものような心持ちで、行く先ざきで
人をかわいがっていたから「大きいぼちゃぼちゃ」と皆にあがめられた。穂高から山伝いに
佐久へ来た。佐久は海だったので岩鼻を半分切り開いて平地を作った。それから後、大佐久
(南佐久北佐久)小佐久(小県)というようになった。デイラボッチは穂高命だということ
である。」
『佐久口碑伝説集南佐久篇』 佐久教育会歴史委員会編集 1978年
穂高命といえば穂高神社の祭神である穂高見命ではないでしょうか。
この神様の別名は宇都志日金拆命とも言われています。
佐久の元となった名前との説もあり、またかつて安曇野を統べた安曇氏の祖神とも
言われています。信濃の東西二つの地域には大きな関係がありそうです。
安曇野と佐久の関係も気になりますが、今回は神様の足跡を安曇野で追ってみたいと
思います。
まずは、長峰山にある二つの池、金玉池(※きんぎょく、です)。
穂高命が座ったその跡の池のようです。
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