こんにちは。
松本地域振興局 安曇野市担当AGです。
「さとぷろ。学校」第3講が開催されましたので、その様子をお届けします。
第3講のテーマは、「里山での活動を知る。後編」です。
まず始めに訪れたのは、安曇野市三郷にある「中信木材センター」です。
年間65,000㎥の木材を扱っています
(小学校のプール(長さ25m、幅12m、1.2mの深さとすると)約180杯分に相当します)
木材を規格別に自動で選別する機械(自動選木機)も見学できました
ここでは、森林から切り出された木材がどのように集まり、どのように売られているのかを学びました。
受講生からは、「材の安さに驚いた」という声が多く聞かれました。
次に訪れたのは、同じく安曇野市三郷にある「ファインビュー室山」です。
「ファインビュー室山」は温泉宿泊施設ですが、実はその周りには、アカマツを中心とした森林が広がっています。
この室山の歴史や、そこで行われている森林ボランティア活動について、安曇野市職員から、講義を受けました。
室山はかつて御巣鷹山(鷹狩用の子を捕獲するための山林)として国に管理され、農民は決められた日だけ山に入ることを許可されていました。
その際には、山でアカマツの葉や枝、アカマツ以外の小さい樹木を伐採したりして、燃料や、田畑の肥料として活用していました。
そのため室山のアカマツ林はマツタケの発生する環境が整っており、多くのマツタケが収穫されていたようです。
その後、生活様式の変化などにより人々が山に入らなくなり、マツタケの発生する環境ではなくなったため、室山ではほとんど、マツタケが収穫できなくなってしまいました。
そんな状況が長らく続く中、平成30年度に安曇野市里山再生計画(通称:さとぷろ。)の松枯れ対策実践プロジェクトの一環として、「よみがえれ!マツタケ!プロジェクト」(通称:ヨミマツ)がスタートしました。(令和2年度里山再生計画は第2期計画がスタートしており、その中では、里山の魅力発見プロジェクトに位置付けられています)
このプロジェクトでは、安曇野市と市民が協働して、かつてたくさん採れたマツタケを再び採ることができるように、アカマツ林を整備しています。
また、「さとぷろ。学校」の卒業生も参加しています。
詳しい内容を知りたい方は、以下のURLでご確認ください。
URL:http://azumino-satopro.org/
(プロジェクト → 第1期(2015~2019年度) → 松枯れ対策実践プロジェクト)
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