来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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ジビエの奇妙な冒険~イタリア料理を食べに行こう(オステリア信濃/松本市中央3−5−11)

地球上の誰かがふと思ったのだ。イタリア料理を食わねばと。

皆様ご機嫌いかがですか?松本地域振興局林務課の寄生虫、いや、寄生獣のHです。

おっと緊急銃猟は勘弁だ。銃口を向けられるたびに1セントもらっていたら今頃大金持ちだぜ。

前回前々回前前前回と記事を書いてきたが、今回は約1年ぶり。やっと目を覚ましたかい。

仕事無関係で毎度脳をスパークさせてメシを食っているだけのようだが、今回は一味違う。

違わない。

見直したがやはり今回も脳をスパークさせてメシを食っているだけなのであった。

さて、少しは自分の仕事に関係ある話をこじつけてみよう。

林務課と言えば狩猟、そしてジビエである。

ということで、今回は『「信州ジビエ」を食べに行こう!』で紹介されている、イタリアン「オステリア信濃」さんにお邪魔しました。

中町通りのつきあたり、角を右に曲がってすぐ。夕方6時ちょうどに店の明かりが灯る。

以下、グーグルマップに掲載されている「オステリア信濃」店主、草間隆之さんからの説明。

“松本城から歩いて8分、縄手通りからはもっと近い。風情のある中町通りを抜けると到着です。 イタリアで放浪すること4年、あのときの味わいを地元の食材で、故郷の人たちに食べてもらいたいという思いで2018年5月にオープンした「オステリア信濃」。 8席のこぢんまりとした店内はカウンター席からシェフの料理を目の前で見ながらお食事いただけます。 なにぶん1人でやっていますので、お食事はイタリアンのディナーコースのみ(苦手なものはできるだけ事前にお伝えいただけると嬉しいです)。 休みは不定休で、イタリア人の自由さを見習って、予約がなければ思い切って休んでしまう日もあります。 FBやインスタグラムなどに予定を(極力)アップしますので、お手数ですがそちらをご覧ください。18時まででしたらお電話で。 イタリアワインはもちろん、シャンパーニュなどもこだわりのセレクトがありますので、ぜひ自慢の料理とのペアリングをお楽しみください。”

とのこと。

開店直後、店内に一番乗り。

が、すぐに別の予約客が続々と現れ無人の店内撮影に失敗する。

イタリアンらしいキッチン。エスプレッソマシンにフライパン。

製麺機も見える。つまり麺は手打ちってことか。

説明通り8席カウンターのみ。

だが、松本経済新聞の記事から臆面もなくパクらなければ知りえなかった情報、県内産のイチョウを使用した巨大な一枚板は奥行きも広い。

そして通路や隣席との間も非常にゆったりで、窮屈さは全くない。

壁に巨大な黒板。

扱うジビエは信州ジビエ取扱店に掲載の松本市内の加工施設、山崎商店からの仕入れ。

野菜は安曇野市堀金産。

アラカルトメニューはこんな感じ。

(「ルパンのカリオストロのやつ」気になるよね。ミートボールスパ。今回頼まなかったすいません)

さておき、となりの客がうまそうに食っているので、生ハムを頼む。

生ハム、ハモンセラーノ。

ラードを混ぜた揚げパン、ニョッコフリットがついてきた。

揚げパンのみを食う。

おれ「なかなかウマインじゃあねーの~っ ウマイよ かなりウマイ でもなんかよくわかんねーけどよ…味があんまりしねーよ…このパン」

店主「チガウ!チガウ!生ハムといっしょに口の中に入れるんデス!」

おれ「なにィ~生ハムといっしょにィ~~? ンまああ~いっ!!くどいので略。

これはパン単体でもうまいが、生ハムと一緒だと更なる濃厚さ。

気が利いている。

パンというとフォカッチャ。この店のはこう。

客数分をスパスパ切り分ける。

まるで寿司屋の玉子焼きだな、と思ったところ生地もプルプルで食感も結構イメージに近い。

うまいよ。おかわりした。

店主「現地の人に言わせたらこんなもんフォカッチャじゃねえ、って言われますけどね」

気さくな店主である。

真鱈白子のムニエル。バターソースがうまい。

白子の時期ですね。白子ポン酢とかいいですよね、と雑談。

店主「ムニエルより白子ポン酢ですよね~。うちも白子ポン酢そのまんま出したいんですけどね」

やけくそのような返しが飛んできた。ワインもグビグビ飲みだしている店主。なにか空気が怪しくなってきた。

こういうスタイルか。おもしろい。

ここらへんが店主による「イタリア人の自由さを見習って」の一端なんだろうか。

酒についてはこだわりのセレクト。白赤ロゼ、重い軽い、味・香りをサラリと客の希望に合わせて出してくる。そして店主も飲む。

俺もやる。お前もやれ。

酒は客のオゴリが一番うまい、と別の店の主人が言っていたのを思い出した

カラスミスパゲッティ。青いのは確かカブ。しょっぱくてうまい。

柑橘系の香りがした。柚子とかかな?

店主「塩レモンを利かせてあります」

はずれた。

おれ「柚子かなあとか思いましたよ」

店主「やっぱ柚子っすよねえ!レモンなんかダメっすね!」

ギャー。もう全部が失言に。

主人も客も全員飲んで、ネジがはずれた赤ワイン。

メインの肉料理、仙台牛イチボロースト。

林務課にちなんでジビエじゃねえのかよ

といっても時期が悪いのである。それもそのはず、

狩猟期間は鳥獣保護管理法によって定められており、長野県内では毎年11月15日~翌年2月15日の期間に限って解禁。

(イノシシとニホンジカについては、ワナによる狩猟に限り、3月15日まで実施することができます)

本日11月10日。ジビエの量が出回るのはまだこれからである。狩猟者の皆様、どうかご安全に!

さておき、付け合わせの野菜は地物。焼きナスのソースが甘くて実にうまい。

豚さんもいるよ。(吟醸豚 肩ロース パプリカロースト)

ピスタチオのバスクチーズケーキにヨーグルト風味のジェラートで締め。ソースはシャインマスカット。

 

ほかのお客「寒くなってきましたね。クリスマス営業とかなんか特別メニューやるんですか?」

主人「安定の通常営業です。特別メニューもありません。もっと言えばクリスマスなんかねえっすよ、ただ仕事っすよ。休もうかな。去年は寿司屋で日本酒飲んでました」

 

僕の場合、なんというのかな、こういう気兼ねのない気安いのが好きなんだ。

 

【オステリア信濃】
住  所:〒390-0811 長野県松本市中央3丁目5−11 蔵シティホリ 102
営業時間:18:00〜22:00
休業日 :不定休(Instagramで予定公表)
電話番号:0263-37-0345

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