こんにちは、林務課で森林土木を担当しているそこいら辺の者です。
これ、「ちさんパーク」って読みます。
松本市奈川地区野麦峠スキー場のちょっと手前、奈川と木祖村を結ぶ県道26号線から少し入ったところに、大きさ2.0m×1.5mほどの大きな看板が立っています。
県道の丁字路からスキー場に向かいちょっとのところ。
「治山パーク」聞きなれないロゴにたくさんの絵がかいていて、パークというからには何やら公園があるのか?大体「治山」ってなんだ?「治水」は聞いたことがあるかも?と思っている皆さん!なんだかわかんないけど、ひとまず覗いてみてはどうでしょうか。
ここは、平成6年に治山施設のミニチュア版を設置して、治山事業の効果や、PRを目的に整備されたものなのです。(チョット歴史を感じ、かなりくたびれてはいますが・・・)
入口近くに谷止工発見!
まず「治山」って聞きなれない言葉ですよね。最近は頻発に起こる大雨なんかで山崩れや、崩れた土砂が渓流の水と一緒になって、いろんなとこで土石流が起こったりしています。
治山ダムとその説明書きがありました。タイプも様々です。
もともと、山(森林)には、災害を防ぐ大切な働きもあって、その機能が低下している場合やその危険がある場合に災害は発生しやすいとのことのようです。
そこで、「保安林」というものに指定された森林内において、「災害に強い森林」を作っていこうというものが「治山」事業ということになります。(「山を治す」でちさん)
実際には、崩壊地の復旧工事や災害の予防対策としての治山施設など、山奥に点在し、普段なかなか目に付かない施設ですが、ミニチュア版として一つの場所に集まりどんな施設があるのかを見られます。
私たちが普段、当たり前のように思っている安全な暮らしの裏には、森林も健全な状況であることが必要で、治山施設を設置することで、より早く災害に強い山へと誘導して行こうと、サポートするものですね。
そして、その安全の一助になれば、担当者としてうれしい限りです。皆さんもちょっと「治山パーク」で治山ってどうゆうもの?と興味を持っていただけたらうれしいです。(見てね!)渓流の中には、隠れキャラのカエルや、お魚の置物も見られますよ!
これから新そばのシーズン!奈川地区でそばを食した後でも覗いてみてください。
昔は池だったらしい。
今度「治山」って言葉がでてきたら、ああ「ちさんね!」って言える人が増えると、仕事をしている我々もちょっとうれしいかもです。以上。
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