2018.08.17 [ 林務課 ]
「森の健康診断に挑戦!(「さとぷろ。学校」第4講)」
林務課普及係の安曇野市担当AGです。
「さとぷろ。学校」は、5月に開校してから第4講を迎えました。(全8講を予定しています。)
「さとぷろ。学校」の詳細はこちら⇒http://azumino-satopro.org/
今回は、「森の健康診断」に挑戦です。
「愉しくて少しためになる」を合言葉に、市民が森林ボランティアや研究者と一緒に流域の人工林に分け入り、科学的に調べ五感で体験するのが「森の健康診断」です。
森の健康診断の詳細はこちら⇒HP http://mori-gis.org/
今回の講師は、NPO法人森倶楽部21の皆さんです。
まずは、紙芝居で森の健康診断について学びます。
道具は基本的に100円ショップで買えるものを使います。(釣り竿だけは、100円では買えません)
実際に現場で調査をしてみます。
と、その前に山の神様に作業の安全を祈願します(白い紙が貼ってあるのが神様に見立てた立木です)
今回調査する森林は、88年生ヒノキ林(向かって右)と35年生ヒノキ林(向かって左)です。
遠目から見ても、どちらが健康かどうかわかる気もしますが・・・果たしてどうでしょうか。
まずは、88年生ヒノキ林から調査します。
森林の中は、光が入り、たくさんの植物が育っています。
まずは五感を使って森林の様子を調査します。
「よくこんなところに植えたなぁ」「木の間隔が均等」「セミ、ハトの鳴き声がする」「虫の羽音がする」といった意見が出ました。
次に、植栽木(植えられている木)以外の植物の調査をします。
この森林は、間伐(木を間引くこと)などがよく行われており、植栽木以外の植物が多くみられました。
このように植栽木以外の植物が多い森林は、雨などで、表面の土が流れることを防ぎ、根の張り方が複雑になることから、土砂災害の危険性を軽減してくれます。
森林整備がしっかり行われている森林では、たくさんの機能を発揮してくれています。
植物の名前の特定は、調査終了後に行い、ここでは5m×5m(25m2)の範囲内に何種類あるかなどを調査しました。
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