商工観光課では、地域の子ども達に、ものづくりへの関心を高めてもらうため、例年「夏休みおもしろ技術と子どものふれあい教室」を開催しています。
今年も安曇野市の株式会社アズミ村田製作所のご協力により、8月1日(水)に開催し、通算13回目となりました。
参加対象者は、小学校4年生から6年生の子ども達です。
毎年人気が高く、抽選で選ばれた約117名(保護者含む)が参加し、今年の倍率は約1.25倍でした。
①株式会社アズミ村田製作所の製品紹介
株式会社アズミ村田製作所で生産しているノイズ除去フィルターは、携帯電話、ゲーム機、テレビ、自動車などに使用されており、そのシェアは世界トップクラスです。ひとつひとつは小さく、身近な所にたくさん使われていることを知り、子供たちも興味深々でした。
②工場見学
次に、製造工程を見学しました。写真撮影はできませんが、工場内には普段見ることのできない機械・設備がたくさんあり、親子で製造工程の説明を聞きながら熱心に見学していました。
③「ムラタセイサク君®」、「ムラタセイコちゃん®」のデモンストレーションを見学
株式会社村田製作所開発の自動車型ロボット「ムラタセイサク君®」と一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん®」を株式会社アズミ村田製作所の社員の方が子ども達に紹介し、実際に走行するところを見学しました。「ムラタセイサク君®」も「ムラタセイコちゃん®」も周りの支えがなくてもその場で停止したり、前進したり、後ろに進んだりして子ども達を驚かせていました。
途中、「ムラタセイサク君®」を子ども達が魔法のステッキを使って実際に操作しました。
最後には、幅2cmの平均台の上を「ムラタセイサク君®」が走行していました。これには子ども達も思わず拍手をしていました。
④ライントレースカーの製作
いよいよ、工作教室の始まりです。
約2時間、写真の工具を使ってライントレースカーを組み立てます。
工具はニッパーやはんだごて等、7種類が用意されています。
株式会社アズミ村田製作所の社員の方が手順をわかりやすく説明してくれます。それでもわからないところは直接教えてくれます。
ほとんどの子ども達は、はんだ付け初挑戦です‼上手にできるでしょうか!?
お父さん、お母さんと一緒に作ったり、社員の人に手伝ってもらいながら、一生懸命にライントレースカーを作っていました。
はんだ付けが終わったらセンサーを調整します。
最後にラインレースカーが正常に動くかどうかチェックします。問題がなければ、これで完成です。
完成後、子ども達は作ったばかりのライントレースカーを早速走らせて遊んでいました。
大きな紙に思い思いの線を描いて、その線の上を実際に走らせていました。
一日を振り返って子ども達は、「(普段見れない)工場見学ができてよかった。」、「もともと工作が好きで、(ライントレースカーを作るのが)楽しかった。」、「前に一度(はんだ付けを)やったことがあり、(前よりも)うまくできた。」、「(細かい部分のはんだ付けは)ドキドキした。」、「セイサク君とセイコちゃん(その場や後ろに進みながら)バランスをとっていてすごかった。」と満足気に話していました。
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