2018.06.15 [ 林務課 ]
一般社団法人全国森林レクリエーション協会会長賞を受賞
林務課普及係 安曇野担当AGです。
第30回森林レクリエーション地域美しの森づくり活動コンクール((一社)全国森林レクリエーション協会主催)において、松本市のNPO法人森倶楽部21が全国森林レクリエーション協会会長賞を受賞しましたので、報告します。
このコンクールは、森林レクリエーションが行われている地域において、景観の保全・向上のための森林整備、動植物の保護のための活動等の利用環境の向上のためのボランティア活動等を行っている団体等を表彰するものです。
本年度は、長野県から、NPO法人信越トレイル(飯山市;農林水産大臣賞)と合わせて2団体が受賞しています。
6月1日(金)に林野会館(東京都)で行われた表彰式には、NPO法人森倶楽部21の永田理事長と長嶋さんの2名が出席されました。
表彰式の様子(協会長は、あの「三浦雄一郎氏」です!)
三浦会長(左)と沖林野庁長官(右)と記念撮影
緊張からか、表彰式・記念撮影が終わったあとは、ホッとした様子でした。
3人とも慣れない東京での移動に疲れ果て、帰りの電車では寝てしまいました。
NPO法人森倶楽部21は、平成10年に活動を開始させ、安曇野市の長峰山を中心として活動しています。
安曇野市の長峰山山頂から光矢ノ沢地区までの一帯の森林整備、里山環境保全活動を定期的に行っています。
矢ノ沢地区はいわゆる「限界集落」に近い様相で、地区の住民を支援する形で神社、道路の維持・交流活動を進めています。その信頼関係により地区の里山50ヘクタールを集約化し、森林整備を行ってきました。
また、長峰山山頂では絆の森、蝶の森と呼ばれる生態系に配慮した森林整備や遊歩道の維持管理などの環境整備を行うことにより多くの方が安全に里山を楽しめる場を提供しています。
特に蝶を指標として18年間整備してきた結果、当初16種だった蝶は82種を記録するようになりました。
また、小学生から高校生、市民を対象にした環境学習の指導と広報を行っているほか、安曇野市里山再生計画推進プロジェクト「里山学校」への講師や調整の一役を買っています。
ここには書ききれませんが、20年間という長期間に渡って、地域に根差した活動やたくさんの功績が今回の表彰に繋がったと思っています。
今後もこのような活動が継続して行われていくように、支援を続けていきたいと思います。
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