2017.10.16 [ 林務課 ]
ケガをした野生鳥獣の救護
林務課では、希少性の高い猛禽類などが怪我をしたりして弱っている場合は、一時的に保護することがあります。
最近の事例を2つ紹介します。
最初に、建物にぶつかって地面に落ちていたところを小学校で保護されたチョウゲンボウですが、ひっくり返ったままで立てない状態でした。
獣医さんに診てもらった結果、左足の骨折と左足底部の炎症と診断されました。
そこで、医療用テープを巻いて左足を固定したうえで抗炎症剤の軟膏を足底部に塗りながら回復を試みました。
3日目くらいから少しずつ立てるようになり、1週間後には左足を浮かしながら立ち、餌も自分でつかんで食べるようになりました。回復は順調に進み、保護から2週間後には両足でしっかり立てるようになり、無事に飛び立っていきました。
次に、衰弱して保護されたオオタカですが、羽の先端を失って飛べなくなっていたため、羽が生え揃うまで県で委嘱した鳥獣救護ボランティアの方に預けることとなりました。
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