2021.01.21 [ 林務課 ]
「この木なんの木?気になる積み木」
こんにちは!
安曇野市担当AGです。
今回は、安曇野市で取り組んでいる積み木キャラバン隊について報告します。
キャラバン隊は、安曇野市里山再生計画(以下、さとぷろ。)のプロジェクトで行われている活動の一つです。
公募で集まったボランティアと安曇野市耕地林務課職員で構成されており、マツクイムシ被害によって枯れてしまったアカマツの積み木を市内の認定こども園・幼稚園にお届けしています。
ただ届けるだけではなく、紙芝居を使って、マツクイムシ被害や積み木の由来について子どもたちに伝え、積み木で遊ぶプログラムで木に触れて親しむ機会を創出しています。
詳細はこちら↓(さとぷろ。ホームページ)
URL:https://azumino-satopro.org/tag/tsumiki/
今年度は、安曇野市内の6園へ積み木の配布を行い、先日は安曇野市明科の上川手認定こども園で積み木キャラバンが行われました。
上川手認定こども園は、すぐ隣が森林で、信州やまほいく(普及型)に取り組んでおり、子どもたちは普段から森林には慣れ親しんでいる様子でした。
この日キャラバン隊が用意した積木は、1万個。
これだけの量の積み木はなかなかお目にかかれません。
※この積み木は配布用ではなく、キャラバン隊のプログラム用のものです。
ちなみに積み木の作成は、長野県森林づくり県民税(森林づくり推進支援金)が活用されています。
子どもたちが続々と遊戯室に集まり、積み木キャラバンがスタートしました。
まずは積み木の早積み競争!3分間でどれだけ高く積めるかな?
年少さんから年長さんまで、みんな思い思いの積み方で高く積み上げました。
大人が教えなくても自分でコツを見つけて高く積みあげることができます。
高く積んでいくとバランスが崩れて倒れてしまうこともありますが、これも楽しい!!
また最初から積み上げます。
次に自由に積んでみよう!! どんなものができるかな?
これは何か分かりますか?? これは東京タワー!!
こちらはなんでしょうか?? これはお風呂です!!
子どもたちは、1人でもくもくと作ったり、友達と協力したりして色々なものを作り上げました。一つとして同じものはありません。
子どもたちの想像力は無限大です!!
楽しく遊んだあとは、少しお勉強の時間です。
紙芝居「くくじぃとあかまつ」では、マツクイムシ被害やアカマツが積み木になるまでの物語をくくじぃが分かりやすく教えてくれます。
くくじぃは森の精霊(せいれい)で、体はアカマツの積み木、目はクヌギのどんぐり、眉毛はどんぐり帽子、ひげはコナラの葉っぱ、手足は小枝でできています。
とても愛らしいキャラクターで子どもたちにも大人気です!
森の精霊の仲間たちは着々と増えているとかいないとか。
さて、プログラムの最後は、大きなお家を作ろう!みんなで力を合わせて大きな壁を作ります。
こんな風に積んでも意外と崩れません。
丁寧に積めばとても頑丈な壁ができあがります!
芸術的に積み上げられていきます。
みんなで作ったお家に入って、記念撮影!はい、コアラのマーチ!
その後は、しっかりとバラバラにします。これも楽しいですよね!
たくさん遊んだあとは、みんなでお片付け競争!!
みんなでやるとあっという間にお片付けも終了です。
最後にキャラバン隊からサプライズプレゼント!!
今日遊んだ積み木の新品を8箱(1600個)と紙芝居1セット(「くくじぃとあかまつ」)が贈呈されました。
※積み木は、森林づくり県民税「子どもの居場所木質空間整備事業」を、紙芝居は、森林づくり県民税「森林づくり推進支援金」を活用して製作されました。
この積み木と紙芝居で、これからもたくさんの子どもたちに里山や森林に慣れ親しんでもらえると嬉しいです。
来年度も安曇野市では、市内4つの認定こども園等に積み木キャラバン隊がアカマツの積み木をお届けする予定です。
たくさんの子どもたちに積み木が届くのが楽しみなのと同時にキャラバン隊の活動がどんどん活発になることを期待しています。
おわり
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