あるくのだいすき~♬ 中信県税事務所のSです。
先日、春まだ浅い安曇野の「熊倉地区」の河岸段丘を見て歩く、というイベントに参加しました。
そのとき、犀川を渡る「渡し場」や犀川を渡る橋があったことを知りびっくりしたので、ブログに投稿します。
「そもそも『熊倉』ってどこだ?」(安曇野市の皆さん、ごめんなさい!)って思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「熊倉地区」は、高速道路の梓川スマートインターチェンジ(上り)近くの「あづみ野産業団地」交差点(目印は「ファミリーマート」)を北上して工業団地を通り過ぎたあたり、です。(かなりざっくり…)
熊倉地区は、犀川の対岸までの川幅が狭く深さもあったので、古くから千国街道最大の渡し場として渡し舟があり、昭和20年代まで利用されていたそうです。
(そういえば、車社会が訪れる前は、犀川を使った水運が盛んだったと聞いたこともある!)
橋が架けられていたこともあったそうですが、当時の治水の問題で、橋は何度も流されたようです。
それでも橋を架け直していたということは、やはり千国街道の重要な場所だった、ということが想像されます。
よく見ると渡し場や橋が架かっていた場所は周囲よりも一段高くなっていて、犀川が氾濫したときも、安全な場所だったことが想像されます。
天気がよければ北アルプスもきれいに見ることができます。
もう少し犀川下流(熊倉地区から見て北側)は、地盤が犀川によって削られて河岸段丘が形成され、一段低い土地が広がっています。
この高台には、神社があり、また、渡し舟などが保存されています。
わたしは、この近くを通勤で日々通っているのですが、いつも何気なく通り過ぎていました。
そうした場所にも、古くからの歴史が刻まれていることを知ることができました。
これから、散策によい季節になります。皆さんも、熊倉地区を訪れてみてはいかがでしょうか。
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