我が家では2021年に家の建て替えに併せて太陽光発電設備（9.5kw）を設置しました。
設置から数年が経過しましたので、改めて松本地域での太陽光発電について検証を行い、はたして松本地域での太陽光発電はお得なのか考えてみました。
現在、設置を考えている方は参考としていただければと思います。
ただし、設備費等の相場や売電単価は現在と異なります。

2023年
月　余剰電力量　買取価格
１月　   680kw　14,280円
２月　   587kw　12,327円
３月　   766kw　16,086円
４月　1,004kw　21,084円
５月　1,081kw　22,701円
６月　   920kw　19,320円
７月　   844kw　17,724円
８月　   901kw　18,921円
９月　   918kw　19,278円
10月　   695kw　14,595円
11月　   880kw　18,480円
12月　   560kw　11,760円
年計　9,836kw　206,556円／月平均820kw　17,213円

売電単価は21円、2023年の収入は206,556円でした。
住宅用太陽光発電は、全量でなく自家消費分を引いた余剰電力の買取になりますので、自家消費分を月1万円位とすると、実質は年間で33万円ほどの収益となります。

費用については、太陽光発電設備が268万円でしたので、元をとるまで約8年必要であり、固定価格買取制度の残り2年は純増という計算となります。
（所得税と経年劣化による発電量の減少分は考慮していません。）

耐用年数ですが、私が設置した機器の保証期間は15年であり、固定価格買取終了後も5年は保証期間が残っていますので、少なくとも固定買取終了後5年間は、自家消費分はそのまま収益となる計算です。
また、固定価格買取終了後は、売電単価が８円～10円となることから、給湯機を日中に稼働させたり、蓄電池等を利用して、できるだけ自家消費するよう検討しているところです。

以上のような結果と災害時の生活保障という観点から、住宅への太陽光発電について、私はかなり有用と考えています。
現在の固定買取価格は16円です。設置に係る補助金の有無等も確認の上、ご検討いただければと思います。