商工観光課のクニです。
塩尻市はワインで有名ですが、その歴史は桔梗ヶ原で明治23年にブドウ栽培が始まってからです。品種改良や醸造技術研究を重ねて国際コンクールで上位入賞の評価を獲得し、国内のパイオニア的位置付けのワイン産地となりました。現在では塩尻市内に全国クラスの大手ワイナリーから小規模な新興ワイナリーまで16ワイナリーがあり、県内最大の集積地です。また、コスパに優れたワインも多数生産されています。
塩尻ワイナリーフェスタは2005年に始まり、今年で20年目となります。2022年から平出遺跡公園に会場を移し、本年5月17日(土)は15のワイン関連とキッチンカーなどの飲食店37店が参加して開催されました。
これだけ大規模なワインイベントですが、会場が広く、開放的なので出店数が多いと感じられません。
当日は朝から雨でしたが、各地より多くのワイン愛好家が集まりました。

雨の中、ワイナリーめぐり参加者が8:30の受付開始に並びはじめました。
今回は専用の循環バスによる5か所の「ワイナリーめぐり」も再開されました。
(参加にはチケットが必要)
せっかくなので、時間の許す限りワイナリーを巡ってみることにしました。

始発便9:00発、その後10~15分間隔で運行されました。
初めにシャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリーの醸造所を見学しました。
貯蔵庫にはメルシャンの前身、大黒葡萄酒時代の大樽(直径約2.5m)が保存されています。
見学後、見学者限定のワインを試飲しました。

2018年に内装リニュアルしました。

手通常の樽約220L、大樽は20倍以上の4000~5000L

限定品バックヴィンテージ「桔梗ヶ原メルロー」2種類
次に徒歩5分の林農園(五一わいん)を見学です。
醸造所を案内してくれた担当者の説明はワインに対する熱い想いにあふれていて、その方々がどんなワインを造られているか知りたくなります。ここでも試飲です

農場見学も行ってました。

大きさ違う醸造タンクがあり、ワインの種類によって使い分けます。
最後に五一わいんの向いにある井筒ワインの地下貯蔵庫を見学し、フレンチオーク樽で熟成中のワインをその場で試飲しました。

地下の貯蔵庫は奥行きがあり、左側は樽、右側はビンが貯蔵されてました。

こちらでも大樽をカットしたテーブルやベンチが置かれています。
残念ながら、全てのワイナリーを巡ることは出来ませんでしたが、次回は他のワイナリーへ行こうと思います。
午後は平出遺跡公園の会場のワインピクニックに参加しました。
会場に戻っても雨はやむ気配がありませんが、参加者は雨を気にすることなく大いに盛り上がっていました。テントの中は何処も満員ですが、譲り合ってスペースを作ってくれるので雨を避けながら、乾杯です

3時過ぎに青空がのぞきはじめました。
コロナ後はワインのイベントが復活してきましたが、一度にワイナリーを巡れる機会は貴重です。
興味のある方は次回、参加されてはいかがでしょうか?
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