来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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松本合庁トレッキング部活動報告2022 第4回常念岳~一度は登りたい!常念岳は厳しくも優しい、松本平西の盟主だった~

 

 

常念岳山頂は狭く足場も悪いため、標柱を撮影したら次の登山者に譲るため場所を移動。山頂での記念撮影は、祠が写る裏手で行いました。

登山口から見上げた時、山頂付近はガスで覆われていたため、眺望に不安を抱きつつの登山でしたが、槍ヶ岳こそ見えなかったものの、蝶ケ岳をはじめ周りの山並みの美しさに、しばらく見とれてしまいました。(写真は横通岳方面です)

山頂からの景色を堪能したあとは、再びガレ場を下っていきます。途中、槍ヶ岳方面の雲が晴れてきたので、もしかすると見えるかも?と部員全員、期待を込めてしばらく槍方面を見つめましたが、あと少し、というところで残念ながら雲の動きが止まってしまいました。
「せめて槍の頭よ出てこい!」と未練たっぷりに、しかしよそ見せずにゆっくりと下りの歩みを進め、頂上から常念乗越まで降りてきました。頂上が丁度お昼で行動食は食べましたが、登山口までの長い下りに備えて常念小屋(写真の赤い屋根の建物)前のベンチで休憩です。常念小屋は、大正8年開業、90年以上の歴史を持つ北アルプスを代表する山小屋です。せっかくの立ち寄り記念に山バッジを購入、部員それぞれも高原ジュースやカレー、牛丼などをいただきました。ジュースは大きめのグラスで提供され、外のベンチで飲む白ブドウジュースは疲れた体に染みわたり最高でした!見た目ワインだったので思わず飲んで大丈夫かなと香りを確かめてしまうほどでした。

ガスも出てきて午後は天候の悪化が予想されるため、早めに帰路に着きます。雨が強いと渡るのも危ないと思われる写真のような場所もあるなど、北アルプス山麓の地形のダイナミズムを感じさせる道を進みます。下り後半の森林地帯に入ったところで雨が強まり、雨具を着て下ることになりましたが、無事登山口に行きつくことができました。到着時間15時50分で予定より1時間ほど早く帰ることができました。
日帰りとしては長い行程、変化する天候、乗越から頂上までの険しいガレバ、など厳しい山行でしたが、帰ってきての感想は、なかなか味わうことのない「充実感」でした。まさしく常念岳は、厳しくも優しい、松本平西の盟主なのでありました。
最後に再び、常念岳初登頂に挑んだ部員の言葉で締めます。
「松本管内への赴任が決まり、初めて松本駅へ降りたとき、美しい北アルプスの山並みに心を奪われたことを鮮明に覚えています。その中で、一番最初に名前を覚えたのが常念岳でした。初めて住む土地への期待と不安、住居がなかなか決まらない焦り、そして緊張の初登庁日。そんなときでも眺めると、不思議と気持ちが落ち着いた常念岳、初めて名前を覚えた北アルプスの山に、松本管内に勤務している間に登りたいなと思っていたので、念願の登頂を果たしたときの感慨はひとしおでした。鈍足の私に合わせてくれたトレッキング部員にも感謝です。」

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