長野県林業総合センター 指導部 ぶらた森 です。
閉館中の森林学習展示館から、前回に引き続き、森から気になった話題をお届けします。
今回の主役は、林業総合センターでも多く見かけるアカマツ。
近所の山だけでなく、庭や公園など身近な場所でも見かけることが多い木。
ところで、マツの葉っぱをよくみたことがありますか?
枝から松の葉を外してみると、
こんな感じで2本が束になって外れます。
2本で1束になっていることから、アカマツは二葉松(にようまつ)の一種と呼ばれています。
「二葉松」と聞くと、庭木には「五葉松」というものもあります。
そこで改めて、五葉松の一種である「ヒメコマツ」を見てみましょう。
確かに、5本が一束になっています。
日本には、この2種類しかないのですが、神社などでは、3本が一束になった「三葉松」というものもあります。
三葉松の中で、神聖な木として社寺等に植えられることもある「シロマツ(しろまつ)」を探してみました。確かに、神社やお寺を参拝すると境内に植えられているときがあります。
今回は、こんな3種類の松に注目してみましょう。
上から、ヒメコマツ(五葉松)、アカマツ(二葉松)、シロマツ(三葉松)です。
写真でわかるように、葉っぱが2枚、3枚、5枚に分かれています。
こんな写真を撮りながら、改めて、一束になった葉っぱを触っていると、どうも丸くなるような気がしました。
二葉松は2枚で丸く、三葉松は3枚で丸に、五葉松は5枚でまん丸になりそうです。
触ってみてもその雰囲気は感じるのですが、証拠を示せと言われると・・・。
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