そこで、葉の断面を写真に撮ってみようと思いました。
とはいえ、小さな葉の断面を写真に収めるのは大変!
というわけで、顕微鏡を覗く機会が多い当所の研究員にも助けていただき、断面をメスで切断し、
顕微鏡写真を撮影してもらいました。
さて・・・どんな写真が撮れたのでしょうか。
頂いた写真を、
左から、二葉松(アカマツ)、三葉松(シロマツ)、五葉松(ヒメコマツ)
で並べてみました。
なんと!!!
触ったときの印象のとおり、どのマツも一束でみると、丸くなっていました。
つまり、マツの葉っぱは、どれも一束で見るとまん丸で、それが2、3、5個に分かれていたのです!
今回のような写真は、仮に森林学習展示館が開館していたとしても撮影することは出来ません。
しかし、カッターナイフで葉を切って、断面をルーペで拡大したら、今回の写真のようなものを、確認することは出来ました。
林業総合センターの森にある大きな松では、高い位置にしか葉が付いていないので、目の前で見ることはかなり困難です。逆に、皆さんのご自宅にあるマツなどであれば、目の前で葉の観察ができるかもしれません。
もし、身の回りで、ふと目にすることができれば、今回の話題に注目していただければ幸いです。
なお、樹木の葉を採取する場合は、トラブルにならないよう、所有者の了解を得るようにしてください。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
長野県林業総合センター 指導部
電話 0263-52-0600
メールアドレス: ringyosogo@pref.nagano.lg.jp
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