2016.05.09 [ 自然・観光地 ]
農業と水神祭
今朝、合同庁舎まで歩いている途中、ふと道の隣の田んぼをみると
水路から田んぼに水がかかっており、その中でカラスが水浴びをしているところを見ることができました。
田んぼに水がかかることは、ややもすると当然のことのように思われがちですが、
そこには農業に従事される方々の様々な思いが込められているように感じます。
水路の通水前に行われる「水神祭」もその一つでしょう。
大昔の私たちの先祖は、自然界のあらゆるものに霊を認めた精霊崇拝のなかで暮らしていました。
やがて水の霊は畏怖され神化して「水神」となりました。今日でも、「水神」と刻んだ石碑を見かけることができます。
松本地方事務所管内においても、
この4月に、今年1年の豊作を祈願し各土地改良区で「水神祭」が行なわれました。
厳かな儀式の中で、先人から引き継がれている「命の水」への感謝の思いが伝わってきました。
新田堰水神祭 波田堰水神祭
本年も大きな災害がおこることなく、農地に水が潤され
実りの秋を迎えることを願います
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