さっそく水汲み場へ向かいます。
(写真6 水汲み場)
近くに水質検査の結果が貼ってありました。定期的に検査を実施して、安心・安全な水を提供しているそうです。
(写真7 水質検査結果 軟水です!)
夏季は農産物直売所で水汲み用ペットボトルを販売しているそうですが、冬季にお邪魔したため水を汲むものは販売しておりませんでした。
そこで、持参した登山用の貯水ザックで水を汲むことにしました。
(写真8 水汲み場と貯水ザック)
写真のとおりたくさんいただいてしまいました。夜は比較的空いているので他の方の迷惑にならず良かったです。
先に一口いただきましたが、冷たくて甘い美味しいお水でした。これならそばも美味しく仕上がるでしょう!
3 始まりはナシ畑、安曇野市のわさび
長野県で生活していれば知らない人はいない、安曇野市のわさび。七味と共に冷蔵庫においてないと落ち着かないという信州人も多いのではないでしょうか。
さてこの安曇野市のわさびのルーツを調べたところ、意外な事実が判明しました!
安曇野市のホームページによると、明治の初めから大正時代の中ごろまで、豊科地区南穂高の重柳(しげやなぎ)から穂高地区から北穂高にかけての一帯は、ナシの栽培地でしたが、湧き水によるナシの病害が多く、水はけを良くするために作った水路でわさび栽培が始まったと言われているとのこと。
明治20年代にはわさびの粕漬けを犀川の船で新潟方面へ販売を始めました。明治35年に篠ノ井線が開通して東京に出荷され、高い値段で売れたことから、ナシ畑はわさび田へとかわっていったとのこと。そして大正12年の関東大震災と台風の際に、それまで主要産地だった伊豆や静岡のワサビが大打撃を受け、信州産のわさびが脚光を浴びることになったそうです。ただしわさび田をつくるのは非常に大変で、大正4年から工事に取り組み、農閑期に地元の農民1日平均200人を雇い、20年の歳月をかけて地面を掘り下げ、土砂を周りに積み上げて、最初のワサビ田を完成させたそうです。
水が豊富だからといって簡単に栽培できるものではないのですね。先人の方々の苦労のおかげで、わさびをはじめ様々なものが現在の長野県の名物になっていることを痛感しました。
わさびは水と同じ安曇野の里の農産物直売所で購入しました。
(写真9 直売所の様子)
私は本わさびを生で購入するのがはじめてだったので、少々奮発してしましました。それがこちらです。
(写真10 キングサイズわさび)
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