松本地域振興局 林務課 新米AGのNです。
8月ももう終盤……今年の夏も暑かったですね!皆様はこの猛暑をどう過ごされたでしょうか。
さてこの夏、みどりの少年団松本地区協議会では、少年団のお子様とその保護者様を対象に木工教室を開催しました。
会場は朝日村にある「クラフト体験館」です。あさひプライムスキー場の隣にあり、標高は900mほど。周りは森に囲まれ、爽やかな風が吹き抜けます。下界とは空気がちがう
制作に取り掛かる前に、林務課から「森林のはたらき」について、少しだけお話しさせていただきました。水を貯えたり、土砂災害を防いだり、二酸化炭素を吸収して地球温暖化防止に一役買ったり、森林っていろいろと役に立ってくれているんです
さて今回は、スプーンと一輪挿しからそれぞれ好きな方を選んで作っていただきました。
初めにクラフト体験館の葉山先生から作り方を丁寧に説明していただき、いよいよ制作開始です
スプーンづくりは、ある程度スプーンの形に切り出されたものを、ひたすら紙やすりで磨いていきます。やすりは目の粗いものから細かいものへ、5種類を順番に使い分けます。
(木工教室は2日間開催し、2日目は私Nも子どもを連れてスプーンづくりに参加させていただきました。3、4種類目のやすりがけが終わると、「なんかもう十分つるつるだし、このくらいでいいんじゃん?」という気になるのですが……最後のやすりはレベルが違う。「磨く」としか表現できないレベルでピカピカになります。これ絶対舌触りに雲泥の差が出るやつや……)
作業自体は単純ですが、どんどん磨かれていく木を見て、そして触れていると、いつのまにか大人も子どもも夢中になってしまいます。楽しい。楽しいぞこれ
一方、一輪挿しは、4つの部材を貼り合わせて作っていきます。穴を開けたり、貼り合わせた際のずれを削るのには機械を使います。本格的に「木工」って感じ。
花を生ける部分はガラス製。異素材の組み合わせっていいですね。どんな花を生けようか、イメージが膨らみます
スプーンも一輪挿しも、最後にアマニ油を塗って完成
です。
参加者アンケートでは、「楽しかった」「またやりたい」「次は違うものも作ってみたい」など、たくさんのうれしい感想、ご意見をいただきました。
私が制作したスプーンは、自宅で実際に使ってみました。自分で心を込めて作ったものには愛着が湧きますし、使うたび見るたびに気分も上がりますね
クラフト体験館では、他にもはしや木べらなどを作ることもできます。ご興味のある方はぜひ、予約をしてお出かけください
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