12月9日に長野県梓川土地改良区さん主催による梓川隧道(あずさがわずいどう)の視察に同行させていただきました。

梓川頭首工です。こちらの施設で梓川をせき止め、最大毎秒約44tも取水しているそうです。

梓川頭首工でせき止めて取水した梓川の水は、梓川隧道を通って各地の畑や田んぼに届いています。

梓川隧道内部にヒビや空洞などが発生していないか点検するため、水を止める今の時期だけ視察で入ることができます。
点検では、壁を叩いた音で空洞ができていないかを確認するそうです。こうした地道な作業で安全が守られています![]()
ここから隧道内へ入っていきます。

入り口には、小さなカワエビ?がいました![]()

約2kmの隧道内の天井には「コウモリピット」と呼ばれる、コウモリの休憩所が何か所か設置されています。

これは、改修工事でトンネル内壁が滑らかになり、もともと生息していたモモジロコウモリが留まるのに必要な凹凸が消失したため、生態系に配慮し工事で設置されたものです。

約6mのはしごを登って外に出ると、レゾナック・セラミック(旧昭和電工株式会社)赤松発電所があります。
こちらの水力発電所は1950年に稼働し、農業用水を利用して発電。その後、発電に使った水は再び農業用水として活用され、安曇野市・松本市にまたがる約6,300戸の農家に供給されているそうです。
梓川隧道内部や発電所の見学など貴重な機会を頂けたことに感謝しています。梓川土地改良区の皆様、ありがとうございました!
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