来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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計量女子の計量検定所日記「美ヶ原温泉の力石(ちからいし)を訪ねて」

こんにちは!計量女子です。
前回のブログで、東御市の道の駅雷電くるみの里にある力石(ちからいし)をご紹介しましたが、

計量女子の計量検定所日記「力石(ちからいし)で力比べ」

実は松本市内にも力石が置かれている場所があると聞き、見に行ってきました。

松本合同庁舎から直線距離で東に5km余り、美ヶ原温泉の中の道路沿いにその力石はありました。

案内看板には

「信濃の民話、山辺の民話にも見られる、この力石は、惚れた腫れたのあらゆる願い事から迷信まで、困った人の願い事を叶えてくれる守り石である。」

と書いてあります。
この石がいつからここにあったのかは不明ですが、民話の題材になるくらいですから、かなり前から美ヶ原温泉にあったのだろうと思います。

そして、この力石の大きさですが、案内看板によると
周囲 一一五糎
長さ 七七糎
重量 四十二メ

糎は、1893年(明治26年)に施行された度量衡法において、尺貫法と並行して採用されたメートル法に基づく単位であるセンチメートル(cm)の当て字です。
1899年(明治32年)に出版された「度量衡制度詳解」内で、メートル法の単位に対応する当て字(漢字)の紹介がされています。
※度量衡制度詳解は、国立国会図書館でデジタル化されており著作権保護期間が満了しているため、インターネット経由で簡単に読むことができます。元東京府千葉県度量衡検定主任が全国の計量行政職員に向けて著した書物で、当時の計量行政について知ることができる一線級の資料なので、計量業務に携わる方は一度目を通してみると面白いかも知れません。
国立国会図書館デジタルコレクション 度量衡制度詳解(別ウインドウで外部ページが開きます。)

重さは四十二メ(貫目)とされているのでキログラム換算すれば157.5kgですが、実際に計量した結果157.5kgあるかは分かりません。(それをわざわざ調べるのは野暮というものです)

美ヶ原温泉にお越しの際は、散策の折にこの力石を眺めてみてはいかがでしょうか。

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