農地整備課の2Hです。
私の職場では、農業用の用排水路や農道などの工事を担当していますが、どの工事も「測量」の結果を基に設計が行われています。
測量では、正確な位置(緯度・経度)や高さ(標高)を測定するために「基準点」と呼ばれる既知点が利用されています。
写真は「電子基準点」を撮影したものですが、この姿形から街灯やロケットのように見えてしまいます。(基準点には、他に水準点や三角点などがあります。)
この電子基準点は、国土地理院が管理する国家基準点の1つで、上空約20,000km(地球一周は約40,000km)を周回する人工衛星からの電波を受信することで、正確な位置や高さを求めています。
また、全国に1,300箇所(松本地域振興局管内には8箇所)も設置されており、ステンレス製の柱の中には、アンテナや受信機、通信機などが格納されているようです。
観測されたデータは、茨城県つくば市の国土地理院に送られ、地図の作成、地殻変動の把握、火山噴火や地震の予知などにも利用されているとのこと
公園の傍らで静かに佇んでいますが、私たちの安全で安心な生活にも密接にかかわっているんですね
出典「国土地理院」のウェブサイトはこちらから
https://www.gsi.go.jp/riyousya03.html
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