2013.07.05 [ 文化・伝統 ]
明治・大正のロマン漂う「廃線敷きウォーキングコース」で深呼吸
ここは、安曇野市明科。松本から国道19号の木戸の信号を右へ入った”里山”の上に、ウォーキングコースを発見。ケヤキの森に囲まれた歩道を、深呼吸しながら歩いてみました。
すると、見えてきた曲り道(↓)。
その先にあるものは・・・?
な、なんと、レンガ造りのトンネルが・・・。(↑)
そう、ここは、旧国鉄篠ノ井線の廃線敷。昔あった線路の上を歩いていたのです。
旧篠ノ井線は明治35年に開通。昭和63年に今の篠ノ井線が完成するまで、86年間使われていました。昭和45年に電化されるまでは蒸気機関車が走っていたそうです。トンネルの中に入ると、上の方のレンガがススで黒くなっているのがわかります。どこからか訪れたカメラマンの皆さんが、夢中になってカメラをレンガに向けながら言いました、「これは芸術作品だよ~!」
ウォーキングコース(トレッキングコース)は、全長が約6キロあって、当時のトンネルや信号機など鉄道の面影が残っています。緑が目映い今も、紅葉が色づく季節も、いつでも楽しめそうです。
このトンネルの解説は、現地にあるこちらの案内板(↓)でどうぞ。
私は、この日ここに来るまで、このスポットを知りませんでした。そして、この風景を見た瞬間、まるで、まだ生まれてもいない時代のロマンに誘われるような、少し不思議な気持ちになって、心が安らぎました。
この地域には、まだ決して多くの人が知らないこんな素晴らしいスポットがあるのかも知れない・・・、そんな気持ちにさせてくれました。
(from 地域政策課)
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