来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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「森の健康診断に挑戦!(「さとぷろ。学校」第4講)」

 

続いて、植栽木の調査です。調査する内容は、主に立木の胸高直径(胸の高さ(今回は世界基準の1.3mで計測)の幹の太さ)、樹高(木の高さ)、立木本数(釣り竿を使って、半径約5.64mの円(100m2)の中に何本植栽木があるか)です。
以上で、調査は終了です。
次は様子の違う35年生ヒノキの林へ移動します。

こちらでもまずは、五感を使って森林の様子を調査しました。
「枯れ木が多い」「植栽木以外の木が少ない」といった意見が出ました。
次に植栽木以外の植物の調査ですが、こちらは、植栽されてから手を入れられていないため、植栽木以外の植物が非常に少ないです。
このように植栽木以外の植物が少ない森林では、雨などにより表面の土が流れ、根が深く張れないため、土砂災害の危険性が高くなります。
人が植えた森林では、手入れがしっかりとされていないと、本来持っているたくさんの機能が発揮できません。
先ほどと同じように、植栽木以外の調査を行い、続いて、植栽木の調査を行います。

 

調査する内容も先ほどと同じです。ここでは、樹高の測り方を2種類(三角関数を用いた計測方法と、簡易な目分量での計測方法)試してみました。
三角関数による計測では、10.3m、目分量による計測では、14.7mとそれぞれ違った値が出ました。
2種類の計測結果と実際の樹高を比較するために、計測した木を伐採しました。
講師と受講生で力を合わせてヒノキを伐採しました。

 

実際に樹高を計測してみると、12.07mでした。2種類の計測方法の丁度中間くらいでした。
樹高を測るということは、なかなか難しいことが分かります。
せっかく切り株ができたので、年輪を数えてもらうと、伐採した木は31年生ということが分かりました。
事前に調べた年齢よりも若いことが判明しました。

 

全ての調査を終えて、調査結果を整理しました。調査の結果は・・・

 

① 88年生ヒノキ林
1. 平均胸高直径:37.2㎝、2.樹高:24.4m、3.形状比:65.6、4.立木本数:600本/ha、5.相対幹距比(Sr):16.7
② 35年生ヒノキ林
1. 平均胸高直径:11.8㎝、2.樹高:12.6m、3.形状比:106.8、4.立木本数:2,600本/ha、5.相対幹距比(Sr):16.3

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