＜伊那市高遠は信州そば発祥の地！？＞
伊那市にはもうひとつ、外せないグルメがあります。それは「行者そば」。
信州そば発祥の地のひとつとも言われる伊那市・高遠に伝わる秘伝のそばです。

提供：伊那市観光協会

奈良時代初め、修行のために信州に入った行者が、駒ケ岳を目指す途中に立ち寄った集落「内の萱」での村人たちからのもてなしに感動し、御礼として残した「一握のそば」が、やがて信州全体に広まった、という伝説から信州そば発祥の地のひとつとして数えられています。

また、江戸時代にはそば好きであった高遠藩主・保科正之公がこの「行者そば」を、大根おろしの汁に焼き味噌をいれた「辛つゆ」で味わう「高遠そば」が城下にも広まりました。

秘伝の味として中々食べることが出来なかった「行者そば」ですが、今では毎年10月下旬頃に開かれる「行者そばまつり」で食べることができます。
また、高遠そばも「高遠そば」と書かれた青いノボリの店舗で食べることができます。
信州そばの歴史も味わうことが出来る二つのおそば。
ぜひ食べ比べてみてください♪

次回、後編では三谷幸喜監督の話題作のロケ地となった秋葉街道や、近い将来に大河ドラマの舞台になるかもしれない！？高遠地区をご紹介します。お楽しみに♪

【長野県南信地域・伊那市】
長野県内では、松本市、長野市に次いで3番目に広い面積をもち、
市の東側を南アルプス、西側を中央アルプスに囲まれた自然溢れる市です。
「天下第一の桜」と称される高遠城址公園の桜や、仙丈ケ岳を中心とする南アルプス国立公園などの自然の観光資源にあふれ、県内外から多くの観光客が訪れています。

★編集後記★
秋の伊那谷は、11月でもそれほど気温が低くないのでサイクリングで巡るにはイイ感じ！
肌に感じる風がとっても爽やかです♪
いつものそばとはちょっと違う、大根おろしのおろし汁と焼き味噌で食べる高遠そばに、ご当地B級グルメのローメンも気になる～！