2010.07.08 [■アレ☆これ☆信州]
Vol95■とく☆とく信州 信州おもしろスポット~その4~
信州おもしろスポット~その4~
「鳴龍(なきりゅう)」ってご存知ですか。
日光東照宮の本地堂(薬師堂)を訪れたことのある方なら、天井に描かれた龍の絵の下で手をたたいたり拍子木を打ったりして、共鳴する龍の鳴き声のような音に耳を傾けたことがあるのではないでしょうか。あれが「鳴龍」。
実は、信州にも「鳴龍」があるんですよ!
長野県の東部、上田市武石(たけし)地区にある古刹「妙見寺(みょうけんじ)」。
応仁年間(1467~1468年)の本堂大改修の際に、狩野派の秀山信尹(しゅうざんのぶただ)によって上下龍2頭が描かれ、本堂外陣(げじん:参拝のための空間)の大天井に組み込まれたもので、10畳分ほどの大きさがあります。
龍頭の下で手を打つと、「ビィーン、ビィーン」という見事な龍鳴が!
実は、この鳴き声の正体は、平行な床と天井の間で音が反響を繰り返す「フラッターエコー現象」というものだそうで、床面から天井までの高さなど条件によって鳴き方が異なるとか。
妙見寺
妙見寺の鳴龍は、「日本四方鳴龍」の一つに数えられている、とても貴重なものなんですよ。
東の日光山「日光東照宮」、西の京都「相国寺(しょうこくじ)」、北の青森「竜泉寺」(焼失して今はありません)、そして南の信濃「妙見寺」の4つの鳴龍が「日本四方鳴龍」。
皆さんも「妙見寺の鳴龍」の鳴き声を確かめてみてはいかがでしょうか。
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